「第12回CDショップ大賞2020」の入賞作品が発表され、ベテランから新進気鋭のアーティストまで、計15作品が選ばれた。
「行かなきゃ 会えない 音がある。」というスローガンの下、毎年全国のCDショップの投票により“本当にお客様にお勧めしたい”作品を選出していく同賞。
全国の店員たちは、「メジャー、インディーズを問わず、CDショップの現場で培われた目利き耳利きを自負し、選考に際して個人的な嗜好に偏ることなく、店頭から全国に向けて発信出来るような賞をきっかけにブレークが期待される作品」に大賞を贈ってきた。
過去の受賞作も、第1回(2009年)の相対性理論『シフォン主義』(2008年、以下リリース年を記載)を筆頭に、ももいろクローバーZ 『バトル アンド ロマンス』(2011年)、星野源 『YELLOW DANCER』(2015年)、折坂悠太『平成』(2018年)など、キャリアの中でも飛躍のきっかけとなった作品が多数選ばれている。
今回選出されたのは、あいみょん『瞬間的シックスセンス』、THE YELLOW MONKEY『9999』、小沢健二『So kakkoii 宇宙』、Official髭男dism『Traveler』、カネコアヤノ『燦々』、King Gnu『Sympa』、サカナクション『834.194』、椎名林檎『三毒史』、スピッツ『見っけ』、sumika『Chime』、Tempalay『21世紀より愛をこめて』、DYGL『Songs of Innocence&Experience』、長谷川白紙『エアにに』、パソコン音楽クラブ『Night Flow』、BiSH『CARROTS and STiCKS』の15作品。
音楽ストリーミングサービス「Spotify」で「2019年に日本で最も再生されたアーティスト」となったあいみょんや、「第70回NHK紅白歌合戦」(2019年、NHK総合ほか)に出場するなど大きな飛躍を遂げたOfficial髭男dism、King Gnuといった、文字通り2019年を彩ったアーティストの作品が選出。
一方で、実に17年ぶりのオリジナル・アルバムとなった小沢健二や、解散後初のアルバムをリリースしたTHE YELLOW MONKEY、ことし元日久々に東京事変として新曲を発表した椎名林檎など、ベテランアーティストも健在ぶりを発揮。
そして、カネコアヤノ、DYGL、パソコン音楽クラブら音楽通の間でかねてから注目を集めていた面々や、衝撃のデビュー作となった長谷川白紙など、ジャンルを問わず多彩な顔ぶれがそろった。
大賞作品、及びその他受賞作品の発表は、3月某日東京・下北沢にて開催される授賞式で発表。令和最初の大賞が誰のもとに輝くのか注目だ。
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