――なるほどね(笑)。カップリングの「CANDY」は女性目線の歌詞だったりするよね?
慶太:そうなんですよ。これはちょっと若い感覚なんですけど、僕は自分の中に女子高生を降臨させて歌詞を書いたんです。女の子の気持ちってこんな感じかな? って、想像しながら書いたんです。
――そういう手法は初めてなんじゃない?
慶太:完全に初ですね。面白いかな? と思って書いたんです。
――歌詞の中に“待ち合わせ いつものカフェ もう目の前 第一声はDoUしたい?”っていう下りがあるけど、“DoU”がさりげなく入っているところがポイントでもあるね。
慶太:そう。ちゃんとそこ、メロディも「DoU」と同じにしてあるんですよ。
――あ、だからすごく馴染んでるんだね! 2曲を続けて聴いたとき、すごく流れが穏やかなんだよね。
龍一:すごいギミックですよね!
涼平:流石だなと思いましたね。
慶太:ちょっとした遊び心ですね。そこは。表題曲とカップリングに何か共通点を持たせたかったんです。個人的に気に入ってるのは、“甘い 甘い 甘い Smile これ以上は ヤバイ ヤバイ”っていう韻を踏んでる部分。歌っていてもすごく気持ちいいんです。
龍一:甘いとSmileの流れがすごく気持ちいいんだよね。耳触りがすごくいい。トラック的にもすごく研究してるなぁと思いましたね。
慶太:海外の人にトラックは作ってもらったんですけど、もともとグリッジホップっていうジャンルの曲を作りたくて、チャレンジしていたんだけど、なかなか自分でそこを生み出すのが難しくて、海外の作家さんにお願いしたんです。そこで、どういう原理でグリッジホップが成り立っているのかをすごく探求したんです。解体して研究して。なので、もうグリッジホップは自分の中に入りましたね。
龍一:そういう探求って大事だよね。
慶太:そう。シンセのうねった感じが個人的にすごく好きなんだよね。世界的にすごく流行ったジャンルでもあるんだけど、日本ではそんなに流行らなくて。でも、日本の音楽との相性はすごくいいと思うので、この先、自分でも作っていけたらいいなと思いますね。
涼平:すごくシンプルなんだけど、歌うのはすごく難しかったりするんですよ、この曲。個人的には「DoU」より苦戦したかな。この曲も新しいw-inds.の武器になるんじゃないかなと思いますね。
慶太:海外の流行りとかを自分なりに吸収して自分たちの音楽に落とし込んでいく楽しさって、本当にありますからね。
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