叙情的かつ実験的で、変革者にして飽くなき挑戦者。同時代のクリエイターたちと共闘し、持ち前の飛び抜けたセンスだけでなく撮影技法ならびに創意工夫の数々が岩井俊二の“映像磁力の魔法”を支えている。
ちなみに、『ラストレター』の撮影監督は前作『リップヴァンウィンクルの花嫁』(2016)に続いて神戸千木。2004年に52歳の若さで惜しくも他界した篠田昇のDNAを継ぐまな弟子との連続コラボ、である。
ライター。「キネマ旬報」「クイック・ジャパン」「シネマトゥデイ」「シネマスクエア」「DVD&動画配信でーた」などで執筆。モデルとなった書籍「夫が脳で倒れたら」が発売中。
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