“バイトテロ”がテーマ「新・ミナミの帝王」最新作で千原ジュニアのアイデアを映像化

2020/01/12 12:00 配信

ドラマ

第18作「バイトテロの誘惑」あらすじ


銀次郎に情報提供する易者(升毅・右)(C)カンテレ


大阪ミナミの金貸し・萬田銀次郎(千原ジュニア)の顧客で、喫茶店チェーンを営む北川(福田転球)の店がバイトテロの被害に遭った。客に出すコーヒーにアルバイト店員が悪ふざけでいたずらをする動画がネットに投稿されたのだ。銀次郎のもとで働く偽造屋の矢倉紅(小芝風花)は、プロが関与しているとしか思えない動画の巧みな編集に不審を抱く。

一方、銀次郎の弟分・坂上竜一(大東駿介)は、大学生の中山祐也(森優作)と知り合う。中山はアルバイトで学費を稼ぐ真面目な青年で、来春の卒業後には大手銀行への就職が内定していた。そんな中山に、あやしい髑髏(どくろ)の指輪をつけた謎の女・森吉ツバキ(内田慈)が目をつけて…。

そんな折、銀次郎は易者(升毅)から、かつて世間を震撼(しんかん)させた恐喝事件の実行犯「髑髏の女」の孫を名乗る人物が、ミナミに現れたとの情報を得る。

26年前、店頭のおもちゃを爆発させると脅迫状を送りつけた犯人グループが、玩具小売チェーンに莫大な金を要求。各地の店舗に次々と爆弾を仕掛け、日本中を混乱の渦に巻き込むという事件が起きた。その後、犯人グループはこつ然と姿を消し、事件は未解決のまま時効に。当時、唯一目撃されていたメンバーが、髑髏の指輪をはめた謎の女性「髑髏の女」だったのだ。

まもなく、中山に脅迫メールが届いた。以前のアルバイト先で無理やり参加させられたバイトテロの動画を公開されたくなければ金を出せというのだ。中山は悩んだ末に銀次郎から金を借りて支払うが、さらにエスカレートする脅迫に追い詰められていき…。

同じ頃、バイトテロ騒動のあおりを受けて北川の店が倒産。北川もまた脅迫を受けていたと知った銀次郎は、バイトテロ動画を使ってバイト学生と企業から金をむしり取る組織の存在を突き止める。憤る銀次郎は、その悪質な手口を逆手にとった巧妙なわなを仕掛ける。