――あと、2019年は鎌田さんがSKE48版「ハムレット」、竹内さんがコント劇「今夜、あの橋の下で。」と、それぞれ舞台に出演されましたけど、演技のお仕事への興味や意欲などは変わったりしましたか?
竹内:やりたいです。私はダンスを習っていたときに、母が“ダンスのレッスン料が無料”って書いてある広告を見て、それで「かわいい衣装を着て踊りたい」と思ってSKE48に入ったので、特別「何かをやりたい!」と思って入ったわけじゃなかったんです。
だけど、SKE48に入っていろんなチャンスをもらって、初めて演技をさせてもらったときから「楽しい!」って思えて。ストレートプレイとか2.5次元の舞台は出させていただいたことがあったんですけど、初めてコント劇をやって、「こういう演技の仕方もあるんだ」って学びました。
私が一言何かを言うだけでお客さんが笑ってくれるんだって思うと、また違う自信にもつながったので、それを生かしてまた別の舞台にも出たいなって思います。
鎌田:「ハムレット」出演はサプライズの発表だったのでビックリしましたし、演じさせていただいた役がガートルードというハムレットの母親役で、設定としては30~40代。しかも、ハムレットを演じるのが(松井)珠理奈さんだから、先輩のお母さん役ってことにもビックリでした。
稽古期間が短くて、その間に関東ツアーがあったりしたので不安だったんですけど、演技の上手な先輩方が多かったのでグイグイ引っ張ってもらえて助けてもらえましたし、本当にすごくいい経験になりました。
初舞台だった「AKB49~恋愛禁止条例~」(2016年)では、「楽しい」気持ちまでいかなかったんですよ。必死過ぎて。でも、今回の舞台で初めて「楽しい」って思えたし、役が降りてくるというか、「こういう人なんだ」って自分の中でかみ合う瞬間があったんです。
「お芝居って楽しいんだな」って教えてもらえた舞台になったので、またぜひ機会があったらやらせていただきたいなって思いました。
――2020年は、竹内さんが1月に成人式を迎えますが、二十歳の目標はありますか?
竹内:私はSKE48に入ったときから「アイドルらしいアイドルだね」って言ってもらえることが多くて。6期生の中でも、ピンクが似合うような王道のアイドルってあんまりいないって話している中で、「彩姫がそれやりなよ」とも言ってもらいました。
でも、そういうアイドルらしいメンバーって他の期にはいっぱいいるんです。だから、キャラの確立って、すごく難しいと感じています。
難しいからこそ、二十歳は“竹内彩姫だから応援してる”ってファンの方に思ってほしくて、そういう言葉をたくさん聞けるようにいろんなことに挑戦していきたいし、今まで通り、真面目なところは真面目に、SNSの更新とか、頑張っていきたいなって思います。
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