「ドロヘドロ」高木渉×近藤玲奈インタビュー!高木「カイマン&ニカイドウは、恋人にはならない友達感がいいコンビ」

2020/01/11 14:00 配信

アニメ インタビュー

アニメ「ドロヘドロ」場面カット(C)2020 林田球・小学館/ドロヘドロ製作委員会


1人1人が主人公。「こよなくキノコを愛する煙さん、大好きです」


――独特な世界観、キャラクターの個性はもちろんですが、アニメ化ならではの魅力はどんなところに感じていますか?

近藤:まず、林監督の絵が原作に忠実で、絵コンテの時点ですでに出来上がっているのにびっくりしたんです。白黒の世界でも「ドロヘドロ」の世界がしっかり描かれていて、その上で動いている絵(PV)を見たときは本当に衝撃が走りました。「白黒だった世界が、こういう色彩になるんだ」っていう驚きと、そこに私たちの声が入ったことで、新しい「ドロヘドロ」が完成したという感動。原作を読んでらっしゃる方にはいろいろな刺激を与えられる映像になっていると思いますし、アニメから触れる方にとっても記憶に残る作品になると思います。

――カイマン、ニカイドウのほか、心(しん)、能井(のい)など多数のキャラクターが登場します。高木さん、近藤さん注目のキャラクターは誰になりますか?

高木:これは難しいなあ。(原作の)林田先生ともお話したんですが、この「ドロヘドロ」は全員が主役なんですよね。カイマン、ニカイドウだけでなく、1人1人が際立っていて、心、能井、煙(えん)、他のキャラクターも、それぞれにドラマがあるんですよ。

近藤:「ドロヘドロ」のキャラクターって、いろんな意味で人間臭さがあって、物語に入ると印象がガラッと変わりますよね。自分たち以外ですごく魅力的だと思うのは煙さんで、大好きです。最初は強面で怖い感じのボスだなっていう印象だったんですけど、キノコをこよなく愛する姿、キクラゲ(煙ファミリーの不思議な生き物)を溺愛する姿を見ていくうちに、お茶面なキャラだなって分かってきたんです。

原作を読んだとき、心もちょっと怖い印象でしたけど、能井さんとの関係を見ていると面倒見のいい先輩だなって。乱暴だけど、優しいところもすごくあるんですよね。能井さんが心先輩にくっついていく子犬感は見ていてとても癒されます。

――カイマン、ニカイドウに対して、心、能井という図式になりますが、かといって2人が悪役なのかというと…。

高木:そうじゃないんですよね。ハートを感じるんですよ。

近藤:そうなんです! そうなんですよ!!

高木:だって僕、ジョンソンまで愛おしかったもん。

近藤:ジョンソン、かわいいですよね~。

高木:「うわ、ゴキブリかよ」って思ったけど、読んでいくうちにだんだん愛おしくなってきてね。ジョンソンもアニメでどう動くのかが楽しみなキャラクターですね。

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