鈴木:でも、岡部とかも怒りの矛先を(出演者の中でバッチバチする番組なので)本当はメンバーに持っていってほしいんですけど、千葉さんをやたらとにらんでいたりとか。自分たちの喜怒哀楽を出せるようになったり、外行きの顔じゃなくて、本来の自分たちの感じが出てきているのはいいかなって思いますけどね。
千葉:確かに。あんなににらむ人、いないですけどね。
鈴木:「あんなににらむか?」っていうくらい。“これはこうだよ”ってフォローをしても、カメラが止まった後でもにらんでいましたからね。
千葉:あの時は(代わりに)土下座していただいちゃってすみませんでした。
鈴木:僕、土下座しましたね。それでもにらんでいましたけど(笑)。
――そういうメンバーの変化は、制作側としてもいい流れですね。
千葉:いいですね。はじめは「拓さんにガンガン突っ込んでいただこう」ということで番組が始まったんですけど、知らず知らずにメンバーが拓さんを“いじり”始めるという(笑)。番組的にも広がりができたのかなっていう感じはあります。
鈴木:僕は絶対にいじられたくないんですけどね。
千葉:でも、うれしそうですよ?(笑)
鈴木:いやぁ、はい。でも、皆さんが個々に小馬鹿にできるというのは、僕側からの発信ではなく、お互いに交互に発信できている感じはいいなぁとは思いますね。
――収録中に千葉さんがメンバーをけしかけて拓さんをいじる場面もしばしば見られますが、拓さんは事前に知らされていないんですか?
千葉:拓さんが知らないことも…。
鈴木:知らないことの方が多いですよ!
千葉:けしかけて、やってやって…それをやりすぎたこともありましたね。「バッチバチ!祝44歳!サプライズ拓ちゃんお誕生日会」(2019年12月1日放送)の時は、小栗ちゃんとかいろいろやってくれて、拓さんが(感動して)いい感じに泣きそうになっている姿を見た時に、これは最後きっちりと“オチるな”と思って、カジサック(梶原雄太)さんのコメントVTRを流して…。
鈴木:本当だよ! 何なんですか!
――あの時の怒り方は尋常じゃなかったですね(笑)。
千葉:いいオチだと思って(拓さんに)何も言わずに用意していたんですけど、実際にあの映像を見た時は“殺し屋の目”をしていて…。
鈴木:ははは(笑)。
千葉:マジで怒られると思って、(収録後)すぐに本気で謝りに行きましたね。久しぶりに見ましたよ、人を殺す目をしてましたからね。
鈴木:(梶原に)貸しは作りたくないんでね。実は「YouTubeに出てくれないか?」というオファーは来ていたんです。断っておいてこっち側だけ出てもらっちゃって申し訳ないなって(笑)。
千葉:そんなことも言っていましたね(笑)。
鈴木:まあ、その後に千葉さんをはじめスタッフさんが本気で謝りに来たので、本気で怒っているように見えたんだなって(笑)。これは僕が良くなかったなと思ったんですけど。
でも、あの子たちも“振り”とか分かってくれるようになりましたね。全然チームワーク感はないですけど。清水をいじる時くらいですかね、みんなで一丸となるのは。
一同:(笑)。
鈴木:でも、“ここでこうする”というのができているし、個々の個性が出てきていますよね。
千葉:その個性をすぐに(拓さんが)掴んでいただけるのが、こちらとしてはうれしくて。今いるメンバーを順番に言っていったら…飲んだ時もそんな話だったんですけど、例えば「岡部麟はどういう子ですか?」とか一人ずつ聞いても、細かく的確に答えていただいて。もう安心だなって思いました。
鈴木:いやいや、それはもう千葉さんが後ろで…なんか、急にうちら二人の褒め合いみたいになっちゃうんでやめておきましょう(笑)。
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