――でも、拓さんと番組スタッフとの絆も深まってきていますね。
鈴木:僕はすごく仲良くさせてもらっていると思っています。終わってから一緒に飲みに行くと、永遠としゃべっていますね。
千葉:僕も仲良くさせていただいているつもりですが、「クズころがし」(主婦と生活社/鈴木の著書)を読んでからちょっと拓さんが怖くなりました。
鈴木:なんでですか!(笑)
千葉:人をこうすれば転がせるんだっていう教本の全てを、ここで実際にやられているのかなって。
鈴木:いや、違いますよ。心からですからね。だから、千葉さんもそうですし、スタッフさん全員の「チーム8をなんとかしてあげたい」というパワーはすごいと思います。あの子たちは気付いていないでしょうけど。
親心がすごいです。飲んだらずっとそういうことをしゃべっていますよね。そして、だいたい最後はみんなで“清水を褒める”っていうね。
一同:(笑)。
千葉:本当ですよね。結局、清水を褒めていますから。
鈴木:まあ、本人には言いませんけどね。
――番組のこれまでを振り返って、思い出される事件、ハプニングはありましたか?
鈴木:僕は「岡部の乱」と呼んでいるんですけど、やっぱり岡部がブチギレたことですね。今まではアイドルの殻の中でやっていたものが、アイドルではなく岡部麟として、一人の人間が「関係ねえぞ!」「ぶっ飛ばしてやるぞ!」という怒りというか喜怒哀楽を引き出した、千葉さんがすごいと思います。策士ですよね。
千葉:いやいや(笑)。
鈴木:本当に心から小馬鹿にしないとできないと思うんですよ。岡部が泣いたのは相当(な事件)ですね。
千葉:泣いた流れで言うと、佐藤栞のお別れ会みたいな企画(2019年6月9日放送)をやった時ですね。メンバーからのお手紙というコーナーで吉川が泣いたりしていたんですけど、オンエアでは触れられなかったし、気付かなかった自分が駄目なんですけど、(拓さんが)ガン泣きしていたんですよ。
鈴木:ははは(笑)。
千葉:(気付かなくて)失敗したなって思ったんですけど、芸人さんは泣いちゃいけないみたいなルールがあるのかなと思って。でも、なぜ気付かなかったのか。それが悔しくて悔しくて。編集で映像を見たらガンガン泣いているんですよ(笑)。
鈴木:泣いたら(気付かれたら)おしまいですよ。
千葉:気付かなかった自分の残念さと、(拓さんが)ものすごくチーム8のことを好きなんだと思ったことが、非常に事件というか、いろんなものを見させていただいたなって。泣いてましたね~。
鈴木:もうね、吉川の手紙が心を打つんですよね。
千葉:あれ、白紙ですよね?(メンバーが何も書かれていない“手紙”を手に、その場で思ったことを佐藤へ伝えた)
鈴木:白紙です。でも、馬鹿が純粋無垢にしゃべっているのに心を打たれちゃって。
千葉:確かに。馬鹿得ですよね。
鈴木:でも、泣くことって事件なので。一番感情が触れている時の最高潮ですから。僕は怒りの涙ですけど。
千葉:左伴がディナーショーで泣いた時はめっちゃ困りませんでした?(笑)
――「バッチバチ!ひだあやディナーショー!」(2018年10月21日放送)ですよね。ワンマンショーを終え、さらに別コーナー「バッチバチ!ひだあやディナーショー反省会!」を挟んだ、この日のエンディングで左伴さんが突然泣き出したのは驚きました。
鈴木:ははは(笑)。何が嫌だったんだろう?
千葉:どっちの涙なのか分からなくて…。うれしいのか、やりきったのか、(いじられて)嫌だったのか。全部な気もしますけど(笑)。あれはびっくりしました。
他にも岡部と…彩音ちゃんが泣いたこともありましたね。スベる前程で変顔をやらせようとしたら「できない、できない」と言って泣いちゃって。
鈴木:“できなくて泣く”って芸人ではないじゃないですか。スベリ過ぎて泣くのはありますけど。今まで感じたことのない種類の涙なので、オロオロするし。
千葉:でも、拓さんもチーム8のライブを見に行った時に泣いていましたよね。
鈴木:マジで泣きました。
千葉:拓さんが「マジで良かった!」と言っていて、その後の収録ではツッコミのキレがクソみたいに悪くて(笑)。「どうしようか?」ってみんなで話し合いになりました。
鈴木:ははは(笑)。だから見に行かない方がいいんですよ。ステージで頑張って踊って、みんながワーって応援している姿を見ると、もう…あぁ、今もやばいです(笑)。危ない危ない。泣いちゃいそうになっちゃった。なんかつらいことあったんでしょうね、俺にも。
一同:(笑)
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