――“ツンドレ”キャラである天城恭一を演じてみていかがでしたか?
撮影も終盤になり、現場もすごくいいチームワークで進んでいるので、天城恭一という役もいい感じにうまく、原作に沿って表現できているんじゃないかと思います。
僕以外にも、みんなもすごく役にはまっているなと思っていて、自由にやらせていただけている現場ですね。その中で微調整して、いろいろと膨らませていきつつ、漫画原作ラインにも沿っていくのですが、漫画では表現できないようなところを実写で表現させてもらいました。
――皆さん自由に演じられたということですが、現場の雰囲気はいかがですか?
ほぼ毎日、朝から夜遅くまで一緒にいるので、いい形でコミュニケーションは取れていましたね。
誰しも撮影に入る瞬間は、不安はあると思うんですが、実は今回スタートからあまりそういうのがなかったんです。それは撮影に入る前に、何度か打ち合わせを重ねて本読みもして、「どうしよう、ああしよう」というのをみんなでしっかり話せたのが良かったのかなと思っています。
また、今回僕が演じる天城恭一というキャラクターは、「奴隷にしてくれ」とか言うキャラクターなのですが、このシーンの撮影はクランクアップ近くでの撮影だったんです。現場も自分もいろいろといい形で温まった状態で臨めたのは、良かったのかなと感じています。
――「ドM」な一面をもつ天城恭一を演じる上でされた役作りは?
正直、僕は今までこういう役どころを演じることはあまりなかったですし、少女漫画を読むことにも慣れていませんでした。どうしても、少年コミックの感覚で読んでしまうと全然理解できない部分が男の子にはあったりするので…。
女性は、結構シチュエーションを大事にする部分があると思うから、少女漫画を読んでいて「女性はこのシーンをどう思うのかな?」っていうところは解釈が難しかったですね。
でも、撮影に入る前から全ての台本をいただいていたので、とりあえずたくさん読み込みました。僕はいろいろと準備をして入れ込んで現場に入るのですが、今回は今までに経験のあまりない役どころということもあり、台本を読んでいて「どうやってやるんだろう?」という壁にぶつかることもありました。そういう時は、もう一度原作を読んで、「あ、そっか。こういうシチュエーションだったんだ」っていう、原作とイメージをすり合わせるようにしていました。
どうしても、活字だとイメージできていると思っても、バチっと絵が見えない瞬間って、正直頭の中にあったりするんです。でも、原作があるからこそ、さらにしっかりイメージを当てはめることができましたね。
なんとかギリギリでイメージも固まってきて、撮影までには間に合わせることができました。
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