1月26日(日)に、東京オリンピックのマラソン女子日本代表の残り1枠を懸けて有力選手が競い合う「第39回大阪国際女子マラソン」が開催、フジテレビ系で昼0:00から生中継される。
解説を務めるのは、選手のプライベートなど細かな話題にも触れることでおなじみの増田明美。先日行われた囲み取材にて、増田が大会の見どころや、解説をする上でのモットーを語った。
――今大会の見どころを教えてください。
スピードランナーが多いので、すごく面白くなると思います。特に、福士加代子選手、松田瑞生選手、小原怜選手は、3人それぞれにドラマがある。これまでの競技人生においてもすごく特徴のある3選手なので、そういう人が一枠を争うのは見ていても緊張感がありますね。
――開催地である大阪のコースの特徴はありますか?
大阪はアップダウンが少なくて、世界も認める高速コースなんですよ。本当に記録が期待できるので、スピードを楽しみに見ていただきたいと思います。
大阪というと笑いの文化があるので、沿道から厳しいような声援もたくさん飛ぶんです。「疲れてるのか?気のせいや!」とか、そういった応援で背中を押される選手も多いので、どれくらいの記録が出るか期待していただけたらと思います。
私が選手の時は、第3集団を走っていたら、沿道から「増田、お前の時代は終わったんや!もっと頑張れ!」と(笑)。大阪の方はちょっと面白がるような応援をするということが分かっていないと、がくっときてしまうかもしれないですが、それが愛なんですよね。だから、その応援の文化も楽しんでほしいです。
――沿道の声援が選手にも聞こえているのですね?
マラソンランナーは全部聞こえるんです。
今回、副音声を務める渋井陽子さんが大阪を走っていた時には、沿道の方がかわいい選手に「風邪ひくなよ」と言ったんですって。でも、自分は何も言われなかったと。そういうことも渋井さんと土佐礼子さんが副音声でネタにしているので楽しみにしてください。
――解説と副音声の方の掛け合いも見どころの一つだと思いますが、何か打ち合わせはされているのでしょうか?
打ち合わせなしですよ。それぞれが喋りたいことを喋るという感じです。
マラソンって個人スポーツじゃないですか。自分の思うように進めていくから、聞いている方が、「みんな(一斉に)喋ってる!」と思うこともあるかもしれないですね(笑)。でも、それがマラソンランナー特有の我を押し通すということなので。それぞれが自分らしくやっていると思います。
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