上西星来、初共演の土屋神葉は「ちょっと天然…なのかなって(笑)」<Interview>

2020/01/16 07:00 配信

アイドル インタビュー

幅広く活躍する土屋神葉撮影=永田正雄


土屋「小説にのめり込んでいました」


――役の設定が少年少女から熟年までと幅広いですが、何年か前に通ってきた中学生の頃、例えば14歳の頃は何をしていましたか?

土屋:14歳って中学生ですよね。僕は部活で野球をやっている一方で小説にのめり込んでいた時期でもありました。もともと中国の歴史に興味があって、特に春秋戦国時代が好き。宮城谷昌光さんという古代中国の偉人にスポットを当てた作品を多く書かれている方の本を四六時中読んでいました。

部活をしている時も、あの小説の続きが早く読みたいと思っていたくらいハマっていましたね。

上西:私はクラシックバレエに打ち込んでいました。休みの日はバレエのお教室に通う日々。定期的に海外の先生が愛知県にいらっしゃって指導を受けたり、北海道で行われるバレエセミナーで一週間ずっとバレエの勉強をしたり、自分から親に頼んで行っていました。

――では、作品の中の母親の世代、仮に40歳くらいとして、お二人にとって「40歳」は未知の世界ですが、理想の40歳像は?

土屋:16年後かぁ、意外とすぐですね。どうですか?

上西:う~ん、何だろう。カッコいい人になっていたい。

土屋:カッコいい人とは?

上西:40歳までにお仕事でもプライベートでもいろんなことを経験して、今の私ぐらいの子たちに頼ってもらえるような存在になりたいです。自分の経験を通して的確なアドバイスができるような大人になれたらいいなと思います。

土屋:40歳っていうことは、30代を越えているわけですよね。まだ20代の僕にとっては30代も大きなステップ。しっかりとした大人にならないと困るわけなんですけど…自信がないなぁ。

――まぁ、40代でもフワフワしている人はいますから、大丈夫だと思います(笑)。

土屋:そう言っていただけると心強いです。一つの理想としては、人の親になっていたい。どういう親になれるのか分からないですけど、楽しみではあります。

――さて、2020年が始まりましたが「子(ねずみ)年」のお二人は年男と年女。今“夢チュウ”になっていることや“熱チュウ”していることはありますか?

土屋:あるドラマを見てからおいしそうな料理を見ることにハマりました。この前、日々の食費を少しずつ削って貯めたお金でホテルのディナーを食べたんです。これが、すごくおいしくて。今、ちょっとずつお金を貯めておいしいものを食べることに夢中です。

上西:私は美容のことをよく聞かれるんです。その人に合った化粧品やメーク法を教えてあげたいので、スキンケアやメーク用品などをいろいろ試すことに熱中しています。

――ちなみに、最新の美容情報は?

上西:春からはカラフルな色が流行るみたいです。どこかにポイントを置いて色を着けるのではなくて目や口、ほっぺなど、全部に違う色を使ってもいいみたいです。

土屋:へぇ~、面白いですね。

――では、最後にメッセージを!

土屋:個人的な意見なんですけど、どこか宮沢賢治の作品を見ているような感覚になるのかなと。きっと、独特の世界観を楽しんでいただけると思います。

特に親子の気持ちがすれ違うシーンは、誰もが子どもの頃に経験したことがある親に対する不満や疑問などに共感できる部分があるかもしれません。作品が織り成す空気感を大事にしながら演じていきたいです。

上西:独特の世界観という意味では、劇中で突然“宇宙”に行くんです。普通の公園という設定だったのに、気付いたら宇宙の中の公園に(笑)。急な展開でびっくりするんですけど、これがすごく面白いんです。いろいろな楽しみ方ができる舞台だと思うので、ぜひ見に来てください!