このメンバーでの撮影を「悪夢のような…」と形容した監督は「皆さんおっしゃってますけど、こんなに何もしなくてよかった…何もできなかった現場はなかったです(笑)。この原作、原案はまだまだあって、次も、その次も作れるやつなので、ぜひ」と続編に意欲を見せキャストを含む会場から拍手を浴びたが、「メンバーの再編はちょっと考えます」と続けてさらなる笑いを誘った。
最後に主演の高杉が「この舞台あいさつを見ていただいて分かるように、本当にめちゃくちゃなメンバーが集まった映画で、すごい面白い映画になったと思います」と考えながらゆっくり語り出すと、英監督が上地に何やら耳打ち。
上地が「ツッコんでやってください!? …って、僕どちらかというとボケの方なんですけど!」と笑いつつ、その後の高杉の定まらない様子に「フラフラフラフラ…落ち着け! “気を付け(姿勢を真っすぐ)”して前見ればいいから」とアドバイス。
高杉は「あんまり自分の出ている作品にこんなこと言うこともないんですけど、本当にめちゃくちゃ面白いなと。大人になっちゃった人たち、大人になろうとしている人たちに見ていただけたらうれしいなって思いながら見ていました。
僕は仕事を楽しんでやる方法の1つとして、ロマンや子ども心のある人に付いていきたいと思うんですよ。アサガワさんというのはその象徴で、この映画の熱が伝染して、アサガワさんみたいな人が増えたらいいなと思っています」とまとめ、上地に「アサガワさんって、小木さんがやった役ね」とフォローされていた。
映画「前田建設ファンタジー営業部」は、1月31日(金)より全国公開。
取材・文・撮影=坂戸希和美
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