――第14週(1月6~11日)で付き合うことになった信作と百合子。福田さんはどのような点を意識して演じましたか?
13歳のときからずっと、信作さんは百合子にとってお兄ちゃんなので、変に“男女”っていう感じにするのはすごく嫌だったというか。まずは、お兄ちゃんと百合子の絆を大事にしたいなと思っていたので、将来のことは気にせず演じていたんです。
それで、(台本では読んでいたはずなのに)すっかり2人が付き合うことを忘れて、私の中で完全にお兄ちゃんになっているぐらいの時期に恋愛が始まったから、「えっ!?」って感じで(笑)。本当に百合子と同じようにすごく動揺しちゃいました。
2人はこれまではそういう関係性だった分、恋愛が進んでいくのがすごくゆっくりなんですよね。単純に恋愛っていうよりも、もっと深い関係から始まっているので、出会って恋をして燃え上がって…というのとは違う形があるように感じます。だから、恋愛のシーンをやろうとは意識せず、信作さんとの関係を第一に大切にしてやっていきたいなとすごく思っています。
――ちなみに、福田さんご自身は信作みたいな人が近くにいたらどんなふうに思いますか?
周りにいたら、大好きになって仲良くもなれると思うけど、結婚ってなると百合子ぐらいの人間力がないとちょっと太刀打ちできないような気がします(笑)。
信作さんは不器用なので、愛情表現とかあんまり上手じゃないですし、本当はこう思ってるっていう「本当は」のところを変に曲がった言い方としたりするんですよ。それを百合子は付き合いも長くて、人を見る目もあるから、すごい分かってあげてますけど、私は「え!?」ってなっちゃうかもしれないですね(笑)。
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