天海祐希の優しい“逆指名”、北村匠海&芳根京子のさりげない心配り<記者は見た>

2020/01/19 18:39 配信

芸能一般

天海祐希※2019年撮影


「人の噂も七十五日」という言葉はあるが、悪いうわさほど長引くのが世の常。こと芸能人の悪いうわさや心無いゴシップなどは、根も葉もないものほど尾ひれがつき、まことしやかに囁かれ、勝手に独り歩きしていくことが多い。

またSNS全盛の現代は、ふとした発言も揚げ足を取られ、軽々しく言いたいことが言いにくい世の中になりつつある。

そんな時代だからこそ文字にして残しておきたい、2019年下半期に取材現場で繰り広げられたほっこりエピソードを、会見担当記者の取材ノートから一部公開する。

大女優・天海祐希の“神対応”


「2019年の取材で最も印象に残りました。だってあの天海さんが逆指名してくれたんですから…」

そう語るのは、2019年春から会見担当になった取材記者。それこそもうイベントから75日以上過ぎているが、2019年10月8日に東京・スペースFS汐留で行われた映画「最高の人生の見つけ方」公開直前イベント“For You試写会”での出来事だ。

来場したファンとの質疑応答という形で進められた同イベントには、大女優・吉永小百合天海祐希が登壇し、「アドリブはあったんですか?」などの質問におちゃめな返しをするなど、和やかに進んだ。

そんな中、天海ファンの女性がスタッフからマイクを渡されるやいなや涙があふれ、天海から「泣かない!」と励ましの言葉を受ける場面も。

そのやりとりだけでもジーンときたが、取材担当が感動したのはその後のマスコミ用フォトセッションでの一コマ。

この日はかなり多くの媒体が入り、用意された一列目のマスコミ席は埋まり、取材担当は上手寄りの階段最後尾という残念なポジショニング。

時間の都合もあり、下手から上手へ急ぎ気味に進んでいき、当然階段上の位置なんて挙手をしても目線誘導するスタッフにも気付いてもらえず、「半ば目線は諦めた」という担当。

【写真を見る】ちょうど「あのピンクの方」と目線を配ってくれている時の天海祐希と吉永小百合※2019年撮影


しかし、そこでステージ上から天海の声が響いた。「まだ! ピンクの(服の)方がまだ撮ってないですよ~!」と声を上げ、横にいた吉永に「ほら、あのピンクの方です」と誘導してくれるという、奇跡のような出来事が。

「逆に手が震えてピントが危うかったかも」と取材担当者は振り返った。この日以来、その担当者がすっかり天海ファンになったことは言うまでもない。

そんな天海は、1月期に放送中のドラマ「トップナイフ-天才脳外科医の条件-」(毎週土曜夜10:00-10:54、日本テレビ系)にて主演を務めている。

ショートヘアになった姿で、脳動脈瘤のスペシャリストである脳外科医・深山瑤子を好演中だ。