フォトセッションでのエピソードでいえば、11月26日に東京ミッドタウンの芝生広場で行われた「MIDTOWN CHRISTMAS2019『スターライトガーデン2019点灯式』」での、「ぼくらの7日間戦争」W主演・北村匠海&芳根京子にまつわる話も。
普段から芳根に取材することが多い取材編集者の話だが、この日は11月末でしかもイルミネーション点灯式ということもあり夕方遅くからイベントがスタート。
11月にもかかわらず事前にカイロが取材陣に配られるほどの寒空で、進行役もキャストへの気遣いからか、やや急ぎ気味にフォトセッションの目線誘導を進めていた。
そんな中、横二列ほどずらっと並ぶカメラマンが一人一人「こっちお願いします」と二人に声を掛けていき、時間は押し気味。それでも絶対に寒いはずなのに嫌な顔を一つせず、北村&芳根は一人一人に「はーい」と明るく返事までして目線を送っていた。
しかし、メディアの多さから時間の都合で端までいかずにタイムリミット。すると、カメラマンより先に「あれ? もう無理ですか?」「(切り上げられた)こちら側も…」と北村と芳根は顔を見合わせ、進行役に確認していた。
残念ながら時間の都合でそのまま切り上げられてしまったが、次の段どり説明を聞きながらも、「恐らくお二人とも無意識だったと思う」と現場にいた担当も振り返るほどさりげなく、切り上げられたカメラマンの方に目線を配ってくれていた。
こういう状況(途中切り上げ)であればカメラマンから不満の声が出ることも少なくないのに、おかげで不満はほぼ聞かれなかった。
どうしてもフォトセッションでは、限られた時間の中で進行をスムーズに行いたいスタッフ、自社用に絶対目線が入った写真を撮りたい取材者のせめぎ合いで殺伐とした雰囲気になることもしばしば。
だからこそ、こういった出演者からの“神対応”は、数カ月たっても色あせず、心に記憶されているのだろう。
ちなみに、記憶といえば芳根の出演する最新映画「記憶屋 あなたを忘れない」が1月17日より公開中だ。
「なんだ、結局宣伝記事じゃないか」と思ったことでしょう。大丈夫、その記憶は75日たたずに忘れるはず。
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