結成15周年のくるりが日本武道館で行ったライブを放送! 新曲も披露!

2011/05/11 15:21 配信

音楽

ツアー最終公演を東京・日本武道館で開催したくるりのボーカル岸田繁撮影:久保憲司

京都出身の2人組のバンド、くるりが行った全国ツアー「くるり ニューアルバム発売記念ツアー~言葉にならしまへん、笑顔を見しとくれやしまへんやろか~」の最終日、3月7日に、東京・日本武道館で開催したライブの模様を5月11日(水)にWOWOWで放送する。同ツアーは、'10年9月に発表した9枚目のアルバム『言葉にならない、笑顔を見せてくれよ』を引っ提げ、ことし1月から16公演を行った。

ボーカル&ギターの岸田繁とベースの佐藤征史からなるくるりの楽曲は、同じミュージシャンたちからも高く評価されている。また、ファッションブランドとコラボしたり、映画音楽に楽曲提供もするなど、カルチャーシーンでも大きな注目を集めている。

今回のライブのステージセットは、岸田が大ファンだという漫画家・吉田戦車によるイメージイラストをあしらい、あんどんやのぼりが飾られた和のテイスト。そのステージで、同アルバム収録曲「無題」をゆったりとした弾き語りで披露する。また、ゆがんだギターサウンドで「目玉のおやじ」が始まると、会場のテンションは急上昇した。岸田は、「くるりはことしで結成15周年でございます。そんな節目をこの日本武道館で迎えることができたとは、誰が予想したでしょう!」とあいさつし、「この武道館をこれから極上の“ぬるま湯”にしてみせます」と笑いを誘った。さらに、小型ハイテクカメラをギターとベースに仕込み、岸田らの指が弦を弾く様子を大画面に映し出すという企画が取り入れられ、岸田は「ここからはくるりのテクニカルショーをお楽しみください!」と宣言。しかし、「これは間違えられへん」とプレッシャーを感じた様子を見せながらも、アップテンポな「青い空」を見事に早弾いた。

アンコールでは、1曲ごとにゲストミュージシャンが増えていくという趣向を凝らし、総勢9人となって、名曲「ばらの花」などを演奏。さらに6月1日(水)にリリースする新曲で、6月11日(土)公開の映画「奇跡」と同名の主題歌となる楽曲を初披露し、くるりの世界を展開させた。