田中こなつが語る津田寛治の素顔「“ふにゃふにゃ”しています(笑)」<悪魔の弁護人・御子柴礼司>

2020/01/17 17:00 配信

ドラマ

【写真を見る】津田寛治の部下で東京地検の検察事務官という役をクールに演じる田中こなつ(C)東海テレビ


田中こなつコメント


――台本を読んだ感想を教えてください。

裁判もののドラマは初めてだったので、ちょっと難しいのかな?と思って読んでいたのですが、すごくわかりやすくて面白く、次は?次は?みたいに、どんどん引き込まれ、先が気になる感じでした。

――紗矢という役については?

仕事に対してすごく真面目な女性で、岬さんのことをすごく尊敬をしていますね。部下という位置で岬さんをサポートしながらも、自分もいずれは検事になりたいという気持ちもあるので、岬さんの仕事を見ながら勉強しつつ、自分だったらどう対処するだろうか?と、ひたすら頭を回転させているような子かなと思ってやっています。

クレバーな女性をどう演じるかが難しかったですね。新入社員の役が多かったせいか、紗矢はとてもしっかりした出来の良い子の役なのに、新人さんっぽさが残っちゃったりして。

私としてはもうちょっと(年齢や役職が上の役を)やっているつもりでも端から見るとそう見えなくて…現場での指摘はとても勉強になりました。それと、撮影中は立ち姿も美しく見えるよう無理してキュッと(姿勢を正)していますので背中が毎回痛いです(笑)。

――上司役の津田寛治さんについてはいかがですか?

津田さんとは7~8年前に昼ドラでご一緒しましたが、ちゃんとお話しながら芝居を作って行くのは初めてです。今回、津田さんがどんなふうに岬さん(役)を作ってくるのかすごい気になっていました。それによって私も役を考えたかったので。現場に来て、すごくキリッとした岬でいらしたので、私は「この上司に付いて行こう!」と思えましたね。

普段の津田さんは、岬さん(役)の印象と真逆で、ふにゃふにゃしていますね~(笑)。それと、ケータリングや(差し入れ等)お菓子があるところに立たられて何かを食べている印象があって、それが可愛らしいなって。でも演技に入られると一転して、役になりきられるので、さすがだなと。そういうのを間近で見られるのは、すごく勉強になりますね。

7~8年前の共演で、台本の覚え方についてお聞きした時に津田さんは「自分の台詞(部分)は空白にして、相手役の台詞は全部録音して、それを車の中で聞きながら、自分の台詞を(声に出して)当てているよ~」って言われて。私も同じ事をしていたので、このやり方は間違っていなかった!と自信につながったんですね。

それで今回ご一緒した時にその話をしたら「まだ同じ事やっているよ~。今はカラオケのフリータイムで。車は奥さんが乗って行っちゃうからね~」って(笑)。

津田さんは撮影現場には台本を持って行かず、控え室に置いて行かれるんですね。そこで、あの膨大な台詞量も、その覚え方でできるものですか?って聞いたら「死ぬ気でやれば何でもできるよ~」って言われました(笑)。

――視聴者へのメッセージをお願いします。

法廷もののドラマなので、おカタイ印象があるかもしれませんが、そこはオトナの土ドラですので飽きさせずバッチリ楽しめます。また(内容は)重たい事件が多いですが「それって、どうなっちゃうの?」って思うような事ばかりなので毎回毎回、続きが気になる作品になっていると思います!

津田寛治に直撃取材


田中の取材を終え、撮影合間の津田に“カラオケボックスの真相”を確かめるべく直撃取材。すると、津田には行きつけのカラオケ店があり、そこでいつも10時間ぐらい籠って台詞を覚えるのがデフォルトだと言う。

マネージャーにもその店に台本を届けてもらい、店員とはもはや飲みに行く仲だとか。「俺の職場の半分はカラオケだな~」と満面の笑みで答える津田。その手には、やはり差し入れのお菓子が握られていた。