第二次世界大戦前、駐英大使の吉田茂(鶴瓶)は、極東情勢の悪化に心を痛めていた。そのころ、仕事で世界を飛び回っていた白洲次郎(生田)も、世界情勢の機微を敏感に感じ取っていた。白洲と親交の深い吉田は、戦争回避に向けて動くが、その甲斐なく、日本は第二次世界大戦に踏み切った。
そして1945年終戦。敗戦国となった日本は、アメリカを中心とした連合国の占領のもと“復興”に向けて歩み始める。総司令部GHQと向き合う外務大臣のなり手が見つからない中、先の大戦に猛反対し投獄された過去を持つ吉田に、白羽の矢が立つ。かくして吉田は外務大臣、そしてのちの総理大臣として、日本の独立と復興を担うことになる。
吉田は白洲を参謀に据え、最高司令官マッカーサーらと必死の交渉をする。過度な内政干渉など、何度も緊迫した事態に陥るが、和子(新木)や麻生多賀吉(矢本)、のちに総理大臣となる「吉田学校」の池田勇人(佐々木)、佐藤栄作(安田)、田中角栄(前野)、宮澤喜一(勝地)らの助けを受け、日本の独立に向け尽力していく。
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