2020年4月11日(土)にスタートする「オトナの土ドラ」シリーズ第25弾「隕石家族」(毎週土曜夜11:40-0:35、フジテレビ系)で、羽田美智子が主演を務めることが分かった。
また、主演で門倉久美子役を演じる羽田のほか、門倉家の長女・美咲役に泉里香、次女・結月役に北香那、久美子の義理の母親役に松原智恵子、久美子の夫役に天野ひろゆきの出演が発表された。
さらに、結月の彼氏役に中尾暢樹、カフェの店長役にブラザートム、久美子の高校時代の同級生で憧れの男性役を中村俊介が演じることも決定した。
本ドラマは、小松江里子が脚本を担当するホームドラマ。巨大隕石が接近し、あと半年で滅亡する運命にある地球が舞台で、羽田演じる門倉久美子が高校時代の憧れの彼ともう一度恋がしたいと、家族に主婦の卒業宣言をする。そして、そんな久美子の行動が門倉家に嵐を巻き起こす。
今回オファーをいただいたプロデューサーや脚本の小松江里子さんとは、2010年より放送の昼ドラ「花嫁のれん」(フジテレビ系)シリーズでタッグを組ませていただいた戦友のような信頼関係があり、またこのチームでお仕事をさせていただけることをとてもとても嬉しく思いました。
本も読まずに「やりたい!やらせてください!」とお返事させていただきました。そして、台本を読んだ感想は「さすが!!」の一言。一見、ほんわかとしたホームドラマの仮面をかぶりながら、その中に忍び寄る不協和音の小気味良さ。隕石が地球にぶつかるという、一昔前なら、架空のお話だと否定できたのに、昨今の自然災害の数々を経験した今では、とてもリアルに迫る設定も緊迫感があって面白いです。
あと半年の命と突きつけられた時、誰もが本音で人生を歩み出そうとするその姿こそが、宇宙でいう無重力な状態なのかもしれない、と思わせてくれるストーリー。軽快な物語の中に、とても重要な深いメッセージがある気がしてなりません。
私が演じるのは主人公で門倉家の妻・久美子。主婦として、時には自分の人生に不満を感じたり、物足りなさやこれで良かったのだろうか、などと葛藤があったりしながらも、自分を必要としてくれる家族のために人生を捧げてきた女性。女性だけではなく、誰もが共感できる人生の「穴」を抱えているのだと思います。
その人が、あと僅かの時間で一斉にこの世が終わることがわかった時に、本当の自分と向き合って、本音で生きていく、という姿勢にとても共感しました。「正直に生きる」は果たして皆に迷惑をかけるのか?自分を大切にするということと、勝手に生きるということの、ちょっとした違いを演じられるといいなと思っています。学校なら卒業、ドラマの撮影ならクランクアップというゴールを目指すことができますが、人生ばかりはゴールの設定がありません。強制終了を予告される前に気づければいいのですが、多くの人は、人生はまだまだ続き、本当の自分の気持ちに気づかずに日常をやり過ごすのかもしれません。
本当の自分の気持ちを呼び起こして、幸せを求めたとき、宇宙は全力で応援してくれる。また人の願いや愛というものが、宇宙に届き、隕石の軌道を変えることだってできるのかもしれない…そういう壮大なスケールの宇宙の話を、門倉家という小さな家族を通して伝えられたら、と思っています。
もし半年後に隕石が落ちるとしたら、久美子と一緒で、安定した生活と純愛の両方が欲しいですね(笑)。このドラマが皆様にとって、何かしら破壊力のある『隕石』になるといいなと思っています。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)