乃木坂46が1月19日、台湾・台北アリーナで2年連続となる台湾単独公演を開催。約1万人のオーディエンスを、全26曲で魅了した。
メンバーは前日の18日に台湾入りし、台北松山空港では現地ファン約800人がメンバーを歓迎。2019年に現地に降り立った時よりも倍の人数が駆け付け、現地での乃木坂46人気が高まっていることがうかがえた。
ライブはオープニングSE後、あいさつ代わりに最新シングル「夜明けまで強がらなくてもいい」からスタート。
その後「何度目の青空か?」「太陽ノック」「裸足でSummer」とシングル表題曲を連発で歌い、ファンは一気にヒートアップしていく。
参加メンバー24人がそれぞれ中国語で自己紹介を行ない、その後「シンクロニシティ」など、バラエティーに富んだユニット曲やアンダー曲でライブ前半戦が終了。
中盤では、チャイナドレスをほうふつさせる妖艶な衣装を身にまとっての「バレッタ」、2019年末に開催した上海単独公演同様にグループの代表曲でもある「君の名は希望」を中国語バージョンでサプライズ披露。会場は感動の渦に巻き込まれる。
後半戦は、日本レコード大賞受賞曲「インフルエンサー」や「命は美しい」「制服のマネキン」など、マイナーかつビートの効いた楽曲を中心に展開。
本編ラストは、齋藤飛鳥がセンターを飾る2019年の代表曲「Sing Out!」。会場ではメンバーとオーディエンスのクラップが一体となり、惜しまれながらも本編が終了した。
その後、現地ファンを中心にアンコールが巻き起こる中、乃木坂46のライブ楽曲としては欠かせない「ロマンスのスタート」「ダンケシェーン」「乃木坂の詩」の3曲を歌唱。2年連続となる台湾単独公演は、大盛況の中で終了となった。
2017年からアジアを中心に海外展開を行ない、2年連続となった台湾公演で、高山一実は「昨年末にイルミネーションのイベントでまっちゅん(松村沙友理)と台湾に来させていただき、皆さんとはクリスマスも一緒に過ごしましたね」とコメント。さらに、中国語で「帰りたくない」とMCをしてファンを沸かせた。
キャプテン・秋元真夏は、「台湾の皆さんがサイリウムを振ってくれたり、一緒に歌ってくれることが当たり前のことだとは思っていません。本日、会場に足を運んでいただいた皆さんとは、またこの同じ場所で必ず会えるように、私たちも頑張ります!」とグループのキャプテンとして力強く語った。
2019年は、長年にわたってグループのフロントメンバーとして牽引してきた1期生・西野七瀬、衛藤美彩、桜井玲香らが卒業し、2020年の年始では白石麻衣が卒業を発表するなど、次世代への移り変わりが課題となっている乃木坂46。
だが、秋元を筆頭に、高山、松村を中心とした1期生がその健在ぶりを発揮し、次世代エースとして名高い齋藤飛鳥や2期生の堀未央奈、3期生の他に今回初の台湾公演を経験した4期生・遠藤さくら、賀喜遥香、筒井あやめなど若手メンバーを中心に編成された今回の公演は、乃木坂46の将来を大きく見据えたライブとなった。
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