齋藤雅文(作・演出)コメント
演出感や芝居の作り方も変わってきている今、僕がこれをやったらどうなるのだろう、もう一度やってみたいと深く思うようになりました。私の知るキャスティングでは、渡辺えりさん、キムラ緑子さん、渡辺徹さんというお三方は、ほぼ理想の配役です。今やらなければ、きっともうやることはないだろうと腹をくくりました。
えりさんと緑子さんは真逆で芸質も違うので、幅広く物語が作れるのでとても楽しく思っています。ややこしいのは一緒ですけどね(笑)。
おふたりの役柄を逆で想定している方がけっこういましたが、僕は最初からインスピレーションでえりさんが「きく」、緑子さんは「奈津」と決めてました。