舞台「6月のビターオレンジ」の製作発表が5月13日都内にて行われ、NEWS・加藤成亮、TOKIO・城島茂、朝海ひかるらが登場した。
本作の舞台は、関東のはずれにある田舎の農村。加藤と城島は歳の離れた兄弟という設定で、何でもできる優等生の弟・深野達也を加藤が、逆に何をやってもうまくいかない兄・深野直樹を城島が演じる。7年間、離れ離れに生活していた兄弟が父親の余命が1カ月と知り故郷に戻り再会を果たすことになる。しかし、そこには朝海演じる謎の女性・森沢香織の姿が。奇妙な人間関係が織り成すヒューマンコメディーだ。
主演の加藤は「素材は十分と言いますか、脚本も面白く、演出もかなり見どころ満載になっています! 僕は主演となっていますが、みなさんの足を引っ張らないように一生懸命頑張りたいなと思っています」と意気込んだ。城島も「15年ぶりの舞台なんで、楽しみながら頑張ろうと思います。新人気分でフレッシュなかんきつ系アイドルをもう1回思い出させてもらえる現場です」と語り会場の笑いを誘った。
自身と役柄の共通点も多いのではとの質問に加藤は「よくエリート扱いをされるんですが、僕なんて全然…申し訳ないです。僕は本当ダメな人です」と語るとすかさず城島が「嫌味かいな!」とツッこみ、同じ事務所の先輩・後輩の仲の良さを垣間見せた。一方、城島は「運動オンチで、勉強もちょっと…何やっても空回りという役なんですけど、実際の自分と共通点はないかなと。かんきつ系アイドルとしては程遠い感じ(笑)。ちょっと役作りが難しい」とコメント。朝海は「よくプライベートでも何を考えているかわからないと言われます。そこを演出家の方にを見抜かれているのかな」と照れ笑いした。
15年ぶりに舞台に挑戦する城島にTOKIOのメンバーは「テレビと違って編集がきかないし、どうしようか…」と心配されたそう。さらに隣に座っている朝海にも「朝海さんと共演するのも初めてなんで。すごいオーラで、目が見れないくらい」とプレッシャーを感じていた。しかし、加藤は「稽古が始まった瞬間にスイッチが入る。声が掛けづらいくらい、気迫がすごく役に入り込む」と城島の熱気に圧倒されていることを明かした。
舞台では加藤がギター演奏するシーンもあるという。加藤は「城島くんにギターを教えてもらいました!」と興奮気味に語り、「すごくうれしかったことでもあるし、本当に兄として慕うきっかけでした。今も絶賛教えてもらっている途中です」と大きなターニングポイントになったことを告白。城島も加藤の印象を「どこに連れて行っても恥ずかしくない。かわいい弟!」と褒めたたえていた。
加藤、城島2人の一風変わった兄弟関係が見られる「6月のビターオレンジ」は6月3日より公演される。
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