5月14日に初日を迎えた舞台「カレーライフ」の公開ゲネプロ(通し稽古)と囲み取材が13日に都内で行われ、出演の中村蒼、倉科カナ、井上正大、植原卓也、崎本大海、演出の深作健太が登場した。
同作は、竹内真原作の人気小説を、映画監督の深作健太の演出で舞台化した青春群像劇。幼いころに食べた「じいちゃんのカレー」の味の秘密を求めて、5人の孫たちがアメリカ、インド、沖縄と旅をし、成長していく姿を描く。
中村が舞台に出演するのは、自身の役者デビュー作となった'06年の主演舞台「田園に死す」以来5年ぶり。中村は「以前の舞台を観に来てくれた方には、”何か変わったな”と思ってもらえるとうれしいです。前回は何もかもが初めてでいっぱいいっぱいだったので、今回は楽しんでやりたい」と笑顔で意気込みを語った。今回演出を担当した深作は、「それぞれの具材(役者)の良さを生かしておいしいものができれば…と思いながら毎日鍋をかき混ぜてきました」と、カレー作りになぞらえて舞台への思いを表現。
また、カレーをテーマにした舞台とあって、稽古中には手作りカレーを差し入れするキャストが多かったそうで、倉科は「私は劇中に出てくるラフテー入りのカレーを作ったんですが、次の日に井上さんが作ってきた北インド風カレーのほうがおいしかった…」と悔しそうにコメント。
「カレーは甘口が好き」という中村は、報道陣から「恋愛も甘口が好きですか?」と質問され、「そりゃそうですよ! 甘い以外にどんな恋愛があるんですか!?」と照れながら切り返していた。
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