長渕は生後すぐ仮死状態に陥り医者も諦めかけたが、母の懇願により注射を1本打ってもらったことで奇跡的に九死に一生を得たという。
その後も病弱だったが、家が貧しく母は栄養不足で母乳が出ず、けれどミルクを買う金もなく、米の研ぎ汁で育てられたという。長男・邦人(くにと)を生後すぐに亡くしたこともあり、母は過保護なほどに剛を溺愛していた。
少年時代の長渕は、大好きな両親の諍いに心を痛めながら、差別や格差に満ち、どんなにがんばっても報われない現実に、やるせなさと「金」や「権力」への嫌悪感を強めていった。
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