アンコールでは、再びバンドセットで『1/2』『sprinter』『レインボーローズ』とカバー曲を3曲連続で披露。
すると、岡田が村山に宛てた手紙を読み上げる。
「ゆうちゃんへ。いつも一緒にいすぎて面と向かって思いを伝えられる機会が無いので、この場をお借りして思っていることを伝えさせてください。まず、念願だった"ゆうなぁ"でのコンサートが決まって、今まで以上に一緒にいる時間が増えて、リハーサルをしている毎日が幸せでした。
『このコンサートの日までに絶対にかわいくなろうね』って二人で約束して、カロリー制限してみたり、毎朝白湯を飲んだり、岩盤浴に行ったり、メイクの研究をしたり、マニキュアをおそろいにしてみたり、かわいくなるためにできること何でも試したし、ゆうちゃんは私が体が硬いということで柔軟体操を教えてくれて、私は足が細くなるマッサージを教えたりして、そんなそんなせわしない日々が今日で終わってしまうのがとても寂しいです。
このコンサートを作るうえで、お互いの意見が食い違うことはあまりなくて、相手の意見を聞いて、『それもいいよね』ってお互いを尊重できる関係が私は安心できるし、"ゆうなぁ"らしいなと思います。ソロブロックはそれぞれ好きなことしようってなって、私は歌をゆうちゃんはダンスを。
私には絶対できないかっこよくてセクシーなダンスを踊っている姿は神々しすぎて、リハーサルの度に釘付けでした。きっと今日ゆうちゃんのパフォーマンスを見たファンの皆様も私と同じ感情だと思います。ナチュラルに人を魅了してしまうその人柄と、気付いたら目で追ってしまうパフォーマンス。魅力的すぎるほど才能にあふれているのに自分自身はそれに気付かず、全部無自覚でやっているゆうちゃんは"罪な女"だなーと思う反面、とっても尊敬しています。
ゆうちゃんには、常日頃、相手を思いやる事の大切さと、ステージに対する熱い姿勢を学ばせてもらっています。人として、仲間としてゆうちゃんのことが大好きです。大好きで、大好きすぎてたまにつらくなったりもして、尊敬できて、大切で、私にとってゆうちゃんはかけがえのない特別な存在です。出会えたことに心から感謝します。どんなにつらいことがあってもゆうちゃんがそばにいたら乗り越えていける気がするので、もしよかったこれからもそばにいてください。願わくばまた二人でコンサートがしたいです。いつもありがとう。岡田奈々より」
岡田が読み上げると、観客からは温かい拍手が。村山が「いつも、言葉や行動で表現してくれるのはなぁちゃん」「私何したらいいですかね…」と手紙の感想を言うと、岡田は「何も言わないで。一緒にいてくれれば」とかっこよすぎる返答を。
村山は「後輩のなぁちゃんとかみーおん(向井地)とかが先頭で頑張っているのを見てて、私もこの二人を支えられるようになりたいと思って、今選抜で堂々とできるように頑張っている最中。そうやって私の気持ちを変えてくれたのはなぁちゃんの存在があったからなので、ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えた。
最後に、最新シングルの『サステナブル』を披露。さらにダブルアンコールで『ずっと ずっと』を歌いあげると、「本当に終わっちゃいましたね」「またできますように」と誓い合い、2時間半にわたるステージの幕を閉じた。