――お互いの肉体についてどう思われましたか?
細田:山田湯って所に行って初めて龍太郎は脱ぐのですが、佳久さんの体をさまざまなアングルで撮っていました。でも、本編で使われたのは横からのアングルで。あぁ、横からなのは僕ではなく監督の好みだなぁと思いました(笑)。
佳久:僕は、ラグビーのときにつけた筋肉が落ちないように頑張りました。撮影が正月明けだったので、正月太りしないように気をつけました。
細田さんは着痩せされるタイプなんだろーなと思っていたんですが、初めて撮影で見た時に胸筋がボコンって出ていてびっくりしました。ほんとにすごかったです。お互いに筋肉を褒め合って、距離を縮めていました。
――筋肉部分以外の見どころをお願いします。
細田:やっぱり、5カ所7温泉の多さですかね! それぞれの温泉の違いを光彦が解説しながら進めていくので、温泉を擬似体験できるような物語になっているのかなと思います。
佳久:温泉はもちろんなんですけど、僕はストーリーも面白いなと思っています。光彦にすごく嫌われていたんですけど、それがどんどん仲良くなっていって、光彦の恋のことまで関与し出すってところは面白いと思いましたね。
――初共演ということで、お互いの印象はどうですか?
細田:最初に熱海でお会いしたんですけど、全然喋ってくれない(笑)。初日にスタッフ含め全員で飲みに行ったときに、ものすごく饒舌になって、楽しそうにコミュニケーション取られていて。
ほんとに本人がおっしゃっていたようにお酒の席でのコミュニケーションはすごかったです。佳久さんは体育会出身ということで年上の僕に気を遣われていたのかとは思うんですけど、初日の夜にそういう場を設けて下さいましてそこからはすごく仲良くなりました(笑)。
佳久:僕がすごい人見知りなところがあって、話し掛けたいんですけど、何を話し掛けたらいいんだろうという感じはあったんですが、その日の夜にお酒の席を設けてくださって、本当に良かったです。
第一印象は、すごい自分の世界に入られる方なのかなって思っていました。けど、それは僕とコミュニケーション取ることを考えてくださってたんだなって後から気づきました。
細田:ただ、俳優としてすごく感謝してることがあって、先ほど包まれている気分になりましたとか言いましたけど、やっぱり自分より大きい人に会うことがあんまりなく、自分が弱っちく見える役をするということがなかなかできないんですけど、佳久さんのおかげで僕は何もしなくても弱っちい、ヘリクツ男を演じることができました。
徳岡:キャスティングは初めに細田さんの方が決まって、身長182cmということで少しやばいと思ったんですが、佳久さんの方が大きくてバッチリ決まったので良かったです。
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