表敬訪問翌日の1月23日には、福島県郡山市の劇場・郡山テアトルにて舞台あいさつが実施された。
「まずは、福島の方々に本作を見ていただきたい」という思いから、一般の方へ初お披露目となった。
佐藤、渡辺、若松監督が登壇し、地元福島の方々へ本作への思いを語った。佐藤は福島の観客を前に、「やっとここまで来れたという思いでいっぱいです。決して、楽しんでくださいと言える作品ではないです。見るには苦しすぎるシーンもあるかと思いますが、どうか最後まで見ていってください」とあいさつした。
渡辺も「今現在、福島に帰れない方々、この事故で人生を変えられてしまった人がたくさんいます。その思いを僕らがすべて背負うことはできないけど、その人達の思いを少しでもくみ取ってこの映画にぶつけていきましょうと、作品がクランクインした際にお話させていただきました。そこから作品が完成し、この地を皮切りにこの作品を発信できることを僕は誇りに思っています。この作品は必ず未来につながる何かを感じていただけるんじゃないかなと思っています」と力強く語った。
若松監督は「5年前からこの映画のプロジェクトが始動しまして、ようやく完成しました。それも福島から、この映画を発信できるということを誇りに思います。誠実にこの映画を作ったつもりです」と福島の方々へ語りかけた。
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