長谷川町子のエッセイ「旅あるき」初のアニメ化!演じる戸田恵子、「大変光栄に思っております」

2020/01/26 08:00 配信

アニメ

2月2日(日)に「サザエさん 長谷川町子先生生誕100周年スペシャル」が放送される(C)長谷川町子美術館


2月2日(日)放送の「サザエさん」(フジテレビ系)は、原作者の長谷川町子生誕100周年を記念し、「サザエさん 長谷川町子先生生誕100周年スペシャル」(夜6:00-7:00)を放送する。さらに、長谷川町子役で戸田恵子が出演することも分かった。

2019年末にアニメ放送開始から50年という大きな節目を迎えたばかりのアニメ「サザエさん」。そして2020年に長谷川町子の生誕100周年を迎え、今回の「サザエさん」1時間スペシャルでは長谷川町子のコミックエッセー「サザエさん旅あるき」を初めてアニメ化する。

無類の旅好きだったという長谷川町子は、忙しい執筆活動の合間を縫って、国内・海外を問わず興味ある街へと何度も旅行に出掛けており、母や姉を伴いながら「サザエさん一家」に負けない、笑いの絶えないエピソード満載の珍道中を繰り広げていたという。

そんな楽しげな様子をアニメーションでつづる、にぎやかなエピソードに加え、いつも通りの日常を描く「嗚呼が読めますか」「母さんの忘れ物」「マスオ流、健康法」の3本も放送する。

1920年1月30日に佐賀県で長谷川家の三女として生を受けた長谷川町子は、幼い頃から絵を描くのが得意で、14歳の頃に愛読していた「のらくろ」の作者の田河水泡に弟子入り。その翌年には15歳の若さで早くもプロ漫画家デビューを果たした。

サザエさん」の連載が始まったのは長谷川が26歳の頃。その後28年間もの長期にわたって続いた連載だが、その間にも息が詰まった長谷川が、突然長期間の海外旅行に旅立ったこともあったという。

長谷川町子の役を演じるのは、女優・声優としても大ベテランの戸田恵子。戸田は2010年12月26日に「サザエさん」生誕65年を記念して放送されたスペシャルアニメ「サザエさん うちあけ話」でも長谷川町子役を演じており、今回が2度目の挑戦だ。