一つ目に取り上げるのは2016年12月、アメリカ・ニュージャージー州で起きた、19歳の女性・サラが突然姿を消した事件。
大きな橋の上にサラの車だけがあり、警察は川に身を投げた自殺の可能性も視野に入れ、大規模な捜索を開始した。聞き込みの結果、サラは4年前に母親を亡くして以来、父親との関係に悩み、町を出る準備をしていたことが分かる。
姿を消した当日は、防犯カメラの映像などからサラが銀行で大金を下ろしていたことが判明。そして、自宅近くの防犯カメラには、自宅の裏口に近付く怪しい人物の姿もあった。
しかしそれ以上手掛かりは見つからず、自らの意思による失踪なのか、事件に巻き込まれたのか分からないまま、捜査は打ち切られてしまう。
だが1年後、事件は急展開を迎える。サラはいまだ行方不明にもかかわらず、サラを殺害した容疑である人物が逮捕されたのだ。遺体が無いまま“殺人”として事件が動いた背景には、“犯人”が殺害を告白した映像の存在があった。
この番組を見ているとVTRに登場するすべての人物が怪しく見えてくるが、この事件に出てくる犯人候補はすべて被害者の身近な存在。この中に犯人がいなければいいのに…と祈るような気持ちで映像を見守った。
もちろん私もカズレーザー、夏菜、古市憲寿らゲスト陣と共に真相を予想していたが、見事にVTRやMC・宮根誠司の“ミスリード”に引っかることに…。
防犯カメラや証言の様子など、実際の映像が多く取り入れられているので、どうしても目の前の展開をすべて信じてしまったが、意外な犯人とその犯行動機に思わず声をあげてしまった。
そして、この事件の解決の鍵は殺害を自白した映像。“殺人を犯した人間の自白”と聞いて思い浮かべる映像とは全く異なる犯人の口調に注目して欲しい。
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