――今回は、ユニットコントもされていましたが、今までコントの経験は?
安部:ほぼ未経験です。でも、楽しかったですね。
薄:みんなで飲みながら作りました。
安部:最初は何となくの形があって、みんなで(内容を)詰めるためにお酒でも飲みながらという感じで。今まで、他の誰かを交えて作るというのがあまりなかったですし、今回はましてや後輩なので、リードしなきゃなと思っていたんですけど、結局いろいろと支えられました。
薄:さすらいラビーが全部救ってくれました。設定とかも持って来てくれて。
安部:演技指導から、「こういうせりふ足した方がいい」とか。本当に8割、9割やってくれましたね。
薄:あと、(さすらいラビーは)安部にも「演技やり過ぎです」とか遠慮なく怒ってくれたので、助かりました。
――収録中、安部さんのキャラクターについて、鈴木さんが「普段もこういう感じなの?」とおっしゃるなど、安部さんの“浅さ”がフォーカスされる場面が何回もありましたね。
安部:あんまりいじられることはないですからね。びっくりしました。
薄:「普段もこういう感じなの?」ということは、ネタを見てそういう人間だってバレているんだよ。
安部:それはもう仕方ないです。そういうネタというか。
薄:(ネタは)浅いキャラとしてやってないじゃん。勘のいいお客さんは、「このツッコミの人浅そうだな」と思いながら見ているっていうことだよ。
安部:今まで、ネタだけで僕がそう判断されていることを、周りの人は誰も教えてくれなかったということですか?
薄:気付いている人はいたかもしれない。
安部:でも、こいつには言わなくていいかって?
薄:ずっと泳がされていたんじゃない?
――実際、安部さんは“浅い”のですか?
薄:ずっと思っていました。「浅いこと言ってんな~」って(笑)。
――逆に、安部さんのアピールポイントを教えてください。
薄:ありますか?
安部:悪いことがあっても、考えていないとかではなく、全く引きずらないところですね。
薄:それが本当にムカつくんですよね。仕事で大失敗しても、ご機嫌で楽屋に戻って、弁当をバクバク食べて。
安部:ご機嫌ではないですよ、別にニコニコはしていないですし。でも、引きずりたくないというか、あまり家に持ち込みたくないというか。「駄目だな~」という帰り方は良くないと思うので。
薄:持ち込めよ、おまえは。少しは持ち込んだ方がいいよ。
安部:終わったんだからもう仕方ないじゃん。あとは編集でどうにかしてもらいたいなと。
薄:最低だよ。向上心がない。失敗した後も、楽屋で本当にゆっくりしてるじゃん。
安部:でも、僕が何かして落ち込んでいても怒りますよね?
薄:(笑)。
――安部さんは、薄さんから怒られることが多いのですか?
安部:「こうして」という注文とか、「こう動いた方がいいよ」ということを言われます。
薄:担当マネジャーが、結構、安部のことを怒ってくれるので助かっていますね。「そうそうそう!」と思いながら聞いています(笑)。
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