『巨星ジーグフェルド』(1936)で美術賞にエディ今津が、日本人初のノミネート。初受賞は『羅生門』(1950)の黒澤明監督の名誉賞。俳優の初受賞は『サヨナラ』(1957)のナンシー梅木の助演女優賞。
そのほか、『乱』(1985)でワダ・エミが衣装デザイン賞受賞、1988年『ラストエンペラー』(1987)で坂本龍一が作曲賞を受賞。辻一弘(現カズ・ヒロ)が『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男(2017)』(2月2日[日]よる9:00 WOWOWシネマほか)でメイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞(ちなみに3度目のノミネートで、今回は『スキャンダル』で同賞にノミネートされている)。
第29回に『ビルマの竪琴』(1956)が初ノミネートされ、第48回で黒澤明監督の『デルスウザーラ』(1975)が受賞する(同作は日ソ合作)。日本の単独製作での初受賞は、『おくりびと』(2008)だった。
2001年の第74回から新設された部門で、翌第75回にスタジオジブリ作品の『千と千尋の神隠し』が日本初の受賞。第91回に『未来のミライ(2018)』(2月1日[土]午前5:00 WOWOWシネマほか)がノミネートされるまで、本選までに進んだのはすべてジブリ作品だった。
第91回のアルフォンソ・キュアロン監督によるNetflix映画『ROMA/ローマ』。メキシコ代表作として出品され、作品賞、監督賞など同年最多の10部門にノミネート。監督賞、外国語映画賞、撮影賞の3部門を受賞している。
リヴァー・フェニックスは『旅立ちの時』(1988)で第61回の助演男優賞にノミネート。弟のホアキン・フェニックスは、『グラディエーター』(2000)で助演男優賞、『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』(2005)と『ザ・マスター』(2012)で主演男優賞にノミネートされてきたが、いまだ受賞ならず。今年は『ジョーカー』で受賞するか?
ちょっと古くなるが、『断崖』(1941)で受賞したジョーン・フォンテインと、『遥かなる我が子』(1946)、『女相続人』(1949)で受賞のオリヴィア・デ・ハヴィランド。
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