ローレンス・オリヴィエとヴィヴィアン・リーが夫婦だった時(1940~1960)に、オリヴィエが『ハムレット』(1948)で主演男優賞、リーが『欲望という名の電車』(1951)で主演女優賞を受賞。ちなみに今回、『マリッジ・ストーリー』を手掛けたノア・バームバックと、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のグレタ・ガーウィグ両監督は私生活のパートナー。監督作品がそろって作品賞にノミネートされている。
『ネットワーク』(1976)で渾身の演技を見せたピーター・フィンチは主演男優賞にノミネートされた直後、急性心不全で死去し、アカデミー賞史上初の演技部門の死後受賞となった。助演男優賞の死後受賞は、『ダークナイト』(2008)のヒース・レジャーが初めての例となっている。
さまざまな「アカデミー賞の初めて物語」。果たして今回はどんな初が生まれるだろうか。
映画、海外ドラマ・ライター。「日経エンタテインメント!」「DVD&動画配信でーた」「SCREEN」ほか情報誌、WEBなどで執筆中。また「韓国ドラマで学ぶ韓国の歴史」に寄稿。
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