――いろんなことが起こる中で、百合子もどんどん大人の女性になっていっていると感じます。成長を感じたシーンを教えていただけますか?
第17週(1月27日~2月1日[土])で、喜美子姉ちゃんに「大阪に行って来たら」と言うシーンです。百合子が初めてお姉ちゃんのことを気にかけています。10年前だったら絶対なかっただろうなと思うシーンなので、百合子の成長を感じました。子供時代を演じているときから、いつか喜美子姉ちゃんに守ってもらう“だけじゃない”百合子の顔が見られるんだろうなって思っていたんです。年明けの放送からは、少しずつそんな百合子の顔が見えてきているので、私も楽しいです。
あとは、信作さんと百合子って、意外とどちらかしか出ていないシーンも多いのですが、百合子は信作さんがいないところで信作さんの話をしてたり、逆に信作さんは百合子のことを話してたりしてるんです。
第17週では、「信作さんが動物園の券買ってくれたよ」って百合子が喜美子姉ちゃんに渡すシーンがあって。そういうふうに、2人がそろっていない場所で、2人が一緒にいる画が見えるようなシーンが、私自身想像がわくし、気に入ってます。
――撮影に入られてからかなりの期間が経ったと思いますが、“滋賀ことば”にはもう慣れましたか?
普段から向こうの言葉でしゃべるようにしているので、もうだいぶ慣れました。
せりふは、ちゃんと指導の方に見ていただいているのですが、今でも意外と「それはこう言うんだ!」という発見があります。
林さんが滋賀出身なので、隣にいるときに「これで合ってますか?」って聞いたりしてます。
――最後に、今回が〝朝ドラ〟初出演でしたが、今後この経験を活かしてやってみたいことはありますか?
以前、子供がいる役はやったことがあったのですが、2~3歳の子の母親役しかなかったんです。大きい子供を持つお母さん役になるのは今回が初めてで、知ることがいっぱいあると思います。年齢的にもこれからお母さんの役は増えていくと思うので、新しい挑戦ですし、次につながればいいなって思っています。
あとは、そもそも百合子のような性格の役をあまりやったことがなかったので、初めての気持ちになることがやってていっぱいあるんです。百合子を通じて、新しい世界をたくさん見せてもらってるなと感じているので、その経験によって自分の幅も広がってたらいいなと思います。
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