――今回吹き替えをするにあたり、準備したことなどはありますか?
自分が現場で演じたことのないものを映像を見ながら声で演じる、ということは初めてだったので緊張しました。
資料を見たり、家で練習をしましたが、どれだけやっても「これでいいのかな」と…。マイクを通して自分の声を聞けるわけではないので、分からないんですよね。
でもできることはやっていこうと思って、現場に臨みました。
――ミュージカルは以前からご覧になっていたのでしょうか?
10代の頃、付き合っていた女の子からホワイトデーに劇団四季さんの「美女と野獣」のチケットをプレゼントされて…(笑)。
とても魅了されました! 舞台自体あまり観に行くことがなかったのですが、本当にすごいエンターテインメントがあるんだなと知って…。
それからちょこちょこ観に行くようになり、最近では城田優さん主演の「ピピン」を。「ピピン」はCMを見て、「これ観たい!」と思って自分でチケットを取って一人で観に行きました。
そして「これやりたい!」って…。観に行くとやりたくなってしまうというか、気分が高揚してしまいますよね。
同じように、「この作品いい!」と感覚的に思った「キャッツ」に参加できたことは本当にうれしかったです。
――「キャッツ」との出会いを教えてください。
昨年ロサンゼルスに行ったときにミュージカルを観たいと思って、その時にロサンゼルスで「キャッツ」が上演されていたので観たんです。
日本でも劇団四季さんがやっているということは知っていたのですが、そこで初めて「キャッツ」を観て…。圧倒されました。
そして、「劇場猫のガスの曲が好きで…」というような感想をインスタグラムにアップしたんですよ。そしたらその投稿を見た関係者の方から「オーディションを受けませんか?」と声をかけられて。
ミュージカルは「いつかやってみたい」という思いはあっても観客として楽しんでいたので、ミュージカルを多く経験しているわけではない自分は「キャッツ」とは無縁だと思っていたんです。
まさか吹き替えをやることになるなんて、世の中こういうすごいことがあるんですね! と思いました。
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