――「キャッツ」では吹き替えに挑戦し、2月からは「ウエスト・サイド・ストーリー」で主演を務めますが、2作品を経験して感じた違いなどを教えてください。
「キャッツ」をやってから「ウエスト・サイド・ストーリー」の稽古をした時に「自由だ」と感じました。こんなに使えるものがあるんだって。声優さんのすごさを改めて感じましたね。
精一杯やっていても、スピーカーで聞いてみると「伝わらないなぁ」ということもあり、本当に難しかったです。声に全てを乗せる難しさを初めて知りました。
――ご自身で作った曲を歌われるのとミュージカルで歌う際に感じる違いを教えてください。
自分で作った曲だとバックボーンなどを全て分かっているので自分の内面から表現できるのですが、ミュージカルは役として歌っているので「ここはなんで悲しくなるんだろう」など考えてしまって…。
でも、日本版の演出の方が「音楽が連れていってくれるから」とおっしゃってくださったんです。
最初は分からなかったのですが、芝居を経て曲が来ると、曲に身を委ねることができて…。
自分の曲の場合は、「ここはこう歌いたい」とか「こう伝えたい」という思いが強いのですが、役として歌う時はそういうこと考える必要がなくて、スッと入ってくるんです。
「音楽が連れていってくれる」ってこういうことなんだなと実感しました。
――最後に番組の見どころを教えてください。
正直、今日は緊張してたんですよ!
難しい漢字使わなきゃいけないのかなとか思ったんですけど(笑)、そんな僕でも高橋さんやスタッフの方たちが「飛び込んでおいで」という感じで…。その雰囲気が見ている方にも伝わると思います。
そしてすごく勉強になります! 人にしゃべりたくなるようなことをたくさん知ることができます。僕はこのあと「ウエスト・サイド・ストーリー」の稽古なので、みんなに言おう!って(笑)。
クラシックファンの方でも、今まで見てきた作品の見方が変わるのではと思います。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)