3ピース・ピアノロックバンド、WEAVERがことし4月3日に東京・渋谷C.C.Lemonホールで行った自身初のホールワンマンライブの模様を5月20日(金)にWOWOWで放送する。同ライブは、“WEAVER First HALL Live 2011「Spring Field Forever~『あ』『い』のあふれる場所~”と題して、東京の他、4月1日に大阪・NHK大阪ホールで開催された。
WEAVERは、ボーカル&ピアノの杉本雄治、ベースの奥野翔太、ドラムの河邉徹からなり、'09年にデビュー。彼らの楽曲は、テレビドラマや映画の主題歌や、CMソングにも抜擢され、メロディーメーカーとして高い評価を受けている。
今回のライブは、東日本大震災の影響により開催の可否が検討されていたが、メンバー自身が地元・神戸で、16年前の阪神淡路大震災を経験したときに、音楽の力で助けられたことから、「“音楽”で希望を伝えたい」という思いのもと、予定通り開催された。
ライブでは、ことし2月に発表した新曲「『あ』『い』をあつめて」や、「僕らの永遠~何度生まれ変わっても、手を繋ぎたいだけの愛だから~」が披露され、透明感のあるバンド演奏が会場に響き渡ると、観客は腕を振り上げたり、またじっくりと彼らの奏でる音にも耳を傾けた。杉本は、一体となった会場の様子を感じ取り、「目には見えないけれど、みんなのパワーは胸にくるものがあります」と感極まった様子。さらに、「少しの力かもしれないが、僕らが音楽で感じた温かさを伝えていくことができたら」と語り、繊細ながらも力強い歌声で「Hard to say I love you ~言い出せなくて~」を歌い上げ、観客を魅了した。
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