リングに倒れたまま、そこを降りることも立ち向かうこともできず、身動きのとれない男。
意識はあるのに動けない。満たされない心だけがふらふらとさまよう。それでもいつかは立ち上がらなければならない。
負けを自覚して、そこから前に進む道もあるのだと思います。お楽しみに。
出演が決まったときは確実に自分への挑戦状だと思い、そのリングに上がらない訳がないと気持ちが熱くなりました。
龍太は何かを背負い、抱えているけど誰かのために強い拳を前に突き出せる男。共にぶつかり、共に立ち上がり、共に成長できたらいいなと思います。
武監督の下、素晴らしいキャストの皆さまと同じ時間を過ごせることが、とても楽しみです。
台本を読ませていただいたとき、登場人物の男たちの、それぞれの生き様に引かれるものを感じました。決してクリーンでもなく、良い人でもない男たちが描かれているのですが、その泥臭さ、人間臭い生き方が格好良いと思えました。
挫折を味わいながら、人はどんな人生を選択していくのか? 作品を通して、いろいろなメッセージを受け取ってもらえるはずです。
自分が演じる宮木については、“何者かになりたい”という思いを捨て切れずにいる男という印象です。芸人として才能がないことを分かっている男が、ボクシングと出会い、芸人としてどう輝くのかというところを、大事に演じていきたいです。
どんな作品になるのか、楽しみにしていてください。
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