＜試写室＞浜辺美波“時乃”を取り巻く魅力あふれる大きな存在たち＜アリバイ崩し承ります＞

安田顕の魅力を発見！

本作の主演・浜辺美波がかわいいということは、当然に分かりきっているし、今後もWEBザテレビジョンで「どうだ！　めっちゃかわいいだろ！」と余すことなく取り上げていくだろうと勝手に判断し、今回の試写室では、浜辺ではなく、時乃を取り巻く察時(安田顕)と雄馬(成田凌)に熱を注ぐことにした。

中学、高校、大学で出会った友人の中に、必ず一人、好みの男性に「安田顕」と挙げる友人がいた。その頃はその魅力に気付いていなかったが、本作を見進めていくごとに、安田の魅力を次々と発見。過去の自分にプレゼンしてやりたい。「安田顕はいいぞ」。

安田が演じる察時は警察庁のキャリアでエリートコースを歩んでいたが、対立派閥の汚職を暴こうとして返り討ちに遭い降格し、那野県警に左遷されてきたキャラクター。

「コロッケ」をどちらが先に注文したかという論争をする大人気ないところがある一方で、猛スピードで突っ込んでくる車から、出会ったばかりの時乃を守る姿は格好良すぎて何度も見返してしまった。

時乃にアリバイ崩しを頼むまでには、いくらか時間が掛かったが、その警戒心や捻くれた言い方でさえ、安田が演じているというだけで「察時、本当はいいやつなんだよなぁ」と思わせてくれる。

時乃にアリバイ崩しの依頼をする悔しそうな顔も全て、樋口(柄本時生)の言葉を借りるなら「…きらいじゃないわよ、そういうの」。