――第17週(1月27日~2月1日放送)では、八郎の応援もあって喜美子が穴窯を作り、自然釉への挑戦を始めます。その時の喜美子の気持ちについてはどう感じられましたか?
喜美子は、ハチさんや家族みんなが、やりたいことをやってみたいという喜美子の気持ちを後押ししてくれることにありがたさを感じたと思います。
それと同時に、失敗してなるものかという責任感もむくむくっとわきあがってきたんです。それなのに、何度も失敗が続きました。
穴窯をつくる前は、ちゃんと売れるものをつくらなきゃいけないと話していた喜美子が「売れなくてもいい、自分のつくりたいものをつくる」と言いだして……考え方も発言もまったく変わってしまいます。
今まではお金を大事に、家族のために一生懸命やってきた人が、家族がだめになってもやり続けるっていう狂気に似た熱意を持ち始めるんです。
本当に自分がやりたいことと出会ったときって、いままで自分が積み上げてきたものもなかったことになるくらい、そっちに突き進んでしまうんだなと。天才になる人の片りんを見た気がしました。
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