――改めて、加賀谷という人物に対してどのように思いました?
見方によっては、今回で彼はすごく成長しています。美乃里という彼女が事件に巻き込まれることによって、自分が本当に大切にしていることに対して受け身でなく自発的に行動するようになったので…。僕は人が一歩前に進んでいく姿が大好きなので、加賀谷のそういう瞬間が見られてうれしかったですが、こんなに大きな出来事がないと動かないのか…とは思いました(笑)。本当に事件の起きがいのある人物ですよ。
――浦野をはじめ、いろんなキャラクターが登場しますが、どれもクセのある怪しい人物ばかりですよね。
実はこの作品、あまり共感できる人物がいないんですよ。だからこそ犯人は誰?と怪しく見えるというか。前作を見た方から、“加賀谷が犯人だと思いました”と感想をもらうことも多くて…。ミスリードをする気はないですが、見る人によっては怪しく映るっていいなと思いました。今回も前作以上に怪しい人ばかりなので、いろいろ想像してもらいたいです。あと、加賀谷はヒーロータイプとはかけ離れた人物で…。そんなキャラクターが色んなことに巻き込まれながらも自分を見つけていくのは新しいと思います。加賀谷の活躍も期待してください!
――ちなみに事件解決のため協力者になった浦野は、独房でパソコンと飴を欲しいと要求しましたが、千葉さんは囚われた空間に何か一つ持っていけるとしたら何がいいですか?
う~ん、お酒かな? 飲んでつらいことを忘れたいと思うだろうし(笑)。焼酎なら常温でいいし、コルクとかでないから開けるのにも困らなさそう。もう飲んで耐えるしかないですよ(笑)。
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