舞台「イケメン源氏伝 あやかし恋えにし 〜義経ノ章〜」主演の矢部昌暉「好きになった人は誰にも渡したくない」

2020/02/01 12:00 配信

芸能一般

舞台「イケメン源氏伝 あやかし恋えにし 〜義経ノ章〜」で主演を務める矢部昌暉撮影=平岩享


2月14日(金)から上演される舞台「イケメン源氏伝 あやかし恋えにし 〜義経ノ章〜」。株式会社サイバードが運営する女性向け恋愛ゲーム『イケメン源氏伝 あやかし恋えにし』を原作とした本作で、主人公の源義経を演じるのが矢部昌暉(DISH//)だ。近年多くの舞台作品に出演し、その頭角を表しつつある彼が、今回の作品に掛ける意気込みとは? また、ストーリーにちなんで自身の恋愛観についても語ってもらった。

タイトルに“イケメン”とあるので、僕でいいのかな?と思いました(笑)


――今作に主演として出演することが決まったときの心境はいかがでしたか?

矢部:最初は、タイトルに“イケメン”とあるのでちょっと恥ずかしいというか、僕でいいのかな?と思いました(苦笑)。その主演に選んでいただいたことがすごくありがたくて。しかも、僕は歴史が大好きなので、義経を演じられるのがうれしいですし、楽しみでもあります。

――今回の義経役と自分との間で、共通する点や共感できるところはありますか?

矢部:劇中にも登場する実の兄の頼朝(伊阪達也)はリーダーシップがあるのに対して、義経は自分からリーダーシップを取るタイプではないんですよね。それよりも、自分の背中とかを見せることで、家臣たちが「この人に付いていきたい」と思うっていう。僕も今まで何度かW主演の舞台をやらせていただいてきて、主演の一人としてちゃんとした立ち振る舞いは全然できていないんですけど、背中を見て付いてきてくれたらうれしいなという気持ちで一生懸命やってきたので、そういうところは似ているのかなぁと思います。

――歴史物であり、ゲームが原作になっているという点で、役作りがこれまでの作品とは違う部分もあったりしますか?

矢部:それはあんまりないかもしれません。どの作品においても、原作や台本を読み、自分が演じるキャラクターのことを理解して、そのキャラクターと自分を融合させていくという作業に変わりはないですから。今回は原作のファンがたくさんいらっしゃる作品なので、その方たちに受け入れてもらえるような義経を作っていきたいなとは思っていますが、舞台ならではというか、僕が演じる義経も愛していただけるように頑張りたいとも思います。

――義経を演じる上で、ここだけは原作を踏襲したいと思っているところはありますか?

矢部:僕も実際にゲームをしてみたんですけど、義経の魅力として“ミステリアス×穢れなき狂気”というのがあるので、そこは意識していきたいです。さらに、ゲームではプレイヤーの女の子との距離が近づくにつれ、ちょっと甘えた顔とかも見せていったりもするので、そのギャップも見せていけたらいいなと思います。

――先日公開された出演者の方々のビジュアルもすごく素敵でした。

矢部:再現度がすごいですよね。初めて衣装を着て、メークまで全部終わった自分を見たときはテンションが上がりました! ただ、僕はあまりカラーコンタクトをつけたことがなくて、このビジュアル撮影のときが人生で2回目だったんです。だから、すごい手間取っちゃって(苦笑)。でも、カラコンを入れると自分じゃないみたいだと思って、ずっと鏡で見ちゃいました(笑)。

――現時点で演じるのが楽しみなシーンなどはありますか?

矢部:今回の舞台にはお芝居の他にも歌やダンスもあるなど、演じる要素がすごく多いんです。そこが、ちゃんとできるかなって心配する部分でもあり、いろいろなことをやらせていただける楽しみなところでもあります。あとは、やっぱり恋愛ゲームが原作なので、みなさんに恋をしてもらえるようなかっこいい義経を演じたいなと思います。

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