――作品の中では、いろんな民族衣装も登場!
もともと民族衣装は大好き。ものすごくテンションが上がります。中国で着たチャン族の服もかわいかったし、ベトナムのアオザイは足が長く見えるんですよ。
手作り感があって着ていて楽しかったです。どれも捨てがたいんですが、個人的にはインドのサリーが一番印象的。
インドの女性が着ている姿に見とれていました。もう、みんなきれい! しかも、それぞれ違うタイプのものを着ているんです。
サリーのお店に入ったらうれしくて、うれしくて。あまりにも長い時間いたのでスタッフに怒られてしまいました(笑)。それぐらい、サリーは魅力的な服。
実際に着てみると、長い布1枚で全身を包まないといけないので、なかなか安定しないんです。布を脇で止めたり、安全ピンをつけたり。普段見えないところを見ることができて、とても参考になりました。
――今回の旅を終えて、自分の中で変わった部分はありますか?
結構価値観が変わったと思います。そもそも、今回のようにいろんな国を回ることなんてなかなかできないことですから。とにかく怖いものがなくなりました。
形が見えていなくても恐れずに、まずはやってみる。とにかく始めてみる、一歩を踏み出すということが大切なんだなと。
あとは、自分から心を見せること。それぞれの国で現地の人たちと交流を深めていく中で壁を作らないことを学びました。こっちから歩み寄っていくことが大事。
当たり前のことのように聞こえるけど、それを実践していくと見事に扉が開いていく感じがあって。私が笑いかけると、相手も笑いかけてくれる。あらためて言葉ではなくて心なんだなと思いました。
――プライベートでもよく旅行に行くそうですが、旅をする時に必ず持って行くものは?
今回の旅では、電池パックを持って行きました。それと、自分用のウオーターボトル。できればペットボトルを使いたくないという思いがあって、できるだけマイボトルを使うようにしていたんです。
でも、場所によっては水を飲むのが不安なところもあったので、そういう時は仕方なくペットボトルを使うことも。ちょっと悔しかったですね。
アイマスクとフェイスパックも欠かせないアイテム。今回の作品は自分でヘアメークをしていたので、何かトラブルが起きたらいけないと思ってフェイスパックをたくさん用意して毎日使っていました。
――では、最後にメッセージをお願いします!
ホントに私が体を張っていろんな国を旅しました。とてもかけがえのない体験をさせていただいたので、視聴者の方もその一部を共有して世界の美しさや人間の素晴らしさを感じていただきたいです。
中国の成都はちょっとコメディーっぽくて、ベトナムは感動する話が展開。どの国にもそれぞれ物語があります。実際に旅をしているような感じを味わえるようなリアルな瞬間を切り取ったシーンが満載なので、ぜひ見てください!
取材・文=月山武桜
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