ファーストサマーウイカ、吉田沙保里も驚いた? 東京オリンピックを支える“ニッポンの技術”を池上彰が解説!

2020/02/07 06:30 配信

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オリンピック、パラリンピックを支える“ニッポンの技術”を池上彰が徹底解説

当たり前となっているものはオリンピックをキッカケに誕生、普及


前回大会をきっかけに、タクシーの自動ドアやユニットバス、冷凍食品など、今では当たり前となっているものが誕生、普及。

それぞれの誕生秘話をたどっていくと、実はオリンピックの選手団や観光客を迎えるために試行錯誤して作られたものだった。

今大会では、選手村での選手や選手団の送迎を自動運転車が担い、瞬間移動でショッピングできる技術までもが登場するとのこと。そんな、未来では「当たり前」となるであろう、驚きの技術を紹介していく。

気象技術で選手をサポート


天候との闘いでもあるオリンピック。雨天の開会式は過去1度もないというが、真夏の開催となる今回は「ゲリラ豪雨」が懸念される。10~20分の間に急な大雨をもたらし、人命にも影響してくる自然災害で、これまでの気象レーダーでは積乱雲の観測に5分を要していた。

ところが、今大会での運用が検討されている最新型の気象レーダーを使った場合、それが30秒に短縮され、ゲリラ豪雨を最大1時間前に予測することが可能になったという。

また、世界トップレベルの日本の気象技術は競技にも生かされている。2019年に日本で開催されたラグビーW杯で、史上初のベスト8入りをした日本代表。その躍進の影には、ウェザーニューズ社「スポーツ気象チーム」によるサポートがあった。

最新技術で判明する気象状況によって、練習内容や戦略を立てて結果を残したラグビー日本代表。今大会では、各競技にどのようなサポートがあるのか注目される。