綾瀬が演じるセイコーの社員は、男女雇用機会均等法第一期生という設定。 CMの舞台となる1995年ごろは 、ブランド開発のチームリーダーを担当し、「まだ世の中にない 、 女性のための腕時計を作ってみせる 」という強い意志で 、同僚や 後輩 たちを引っ張り、上司にも臆せず 、新ブランド <セイコー ルキア> を作り上げる。こ の役柄は、 実際にルキアの開発に携わった女性社員をモデルにしている。
まずは監督から 、これから演じる役柄の肩書きや性格 、 女性のための新しい時計を開発しようとしていた当時の社内の雰囲気につい て、説明を受けた綾瀬。
用意されたセリフ以外の細かい表情やしぐさなどは、基本的に綾瀬の自然なアクションを狙ったが、ファーストカットを撮り終えた瞬間、あまりにもリアルな 演技に、 さっそく大きな 拍手が湧き起こった。
上司役と開発を巡って激しく議論するシーンでは、直前までスタッフとニコニコ談笑していたにもかかわらず、カメラが回った途端、 まなざしもキリッとし 、 全身から醸し出す雰囲気もガラリと変化。迫真の演技に現場もすっかり圧倒されていた。 その一方、デザイナー役の男性に自ら話しかけて緊張をほぐしたり、 小道具のファッション誌のページをめくりながら「いですね、こういうスタイルも 」「え、これ加工してあるんですか!? うまく出来てますねぇ」と目を丸くしたり と 、現場の空気を明るくしていた。オンもオフも魅力的な立ち居振る舞いで、周囲の視線をくぎ付けにしてたという。
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