映画「ファンシー」の公開記念舞台あいさつが2月8日に東京都内で行われ、出演者の永瀬正敏、窪田正孝、小西桜子と廣田正興監督が登壇した。
本作は、山本直樹の短編漫画を実写化。現実とファンタジーの狭間を揺らめく男女3人の関係性がスリリングに描く。昭和の面影を残す時が止まったかのような温泉街を舞台に、個性豊かなキャラクターが生み出す映像世界は、見る者に新しい刺激をもたらす。それぞれの愛を探し求める鷹巣(永瀬)、ペンギン(窪田)、月夜の星(小西)の3人は、あてどない漂流の果てに何を見つけるのか。はかない一瞬の映像詩のような独創的なエンターテインメントとなっている。
廣田監督は「この日を迎えられてとてもうれしいです」と出演者やスタッフキャスト、観客に感謝を述べ、「今回は自分が見たかった映画を撮れた気がします」と語った。
永瀬は、長編映画監督デビューした廣田監督、本作で映画デビューを果たした小西に「お二人の一生に一度の場に、一緒に立ててとても光栄に思います。皆さん、ぜひ応援してください」と祝福の言葉を送った。
また、窪田は「監督の指導の下、ペンギン役としてファンタジーな世界に溶け込めて貴重な体験をさせていただきました」と、小西は「“月夜の星”として、いよいよ私にとって初めて出演した映画が公開されたということで、本当にうれしく思います」とそれぞれの心境を明かした。
さらに、「この日を迎えるまでどんな思いで過ごされていたか?」と問いに、廣田監督は「言葉にはできない初めての気持ちというか…本当に皆さんに対する感謝で、ずっと心で(喜びを)かみしめながら生きてました」「生きてます」と繰り返し、喜びを隠しきれない様子。
永瀬は「(廣田監督と)出会ってから16、7年前に廣田監督が商業映画デビューするなら、この作品でデビューしたいというこの作品の原作を読ませていただいて、その時にぜひ出てくださいと言われたので、軽く『いいよ』と答えてしまって…(笑)。17年くらいたって、ちゃんと約束を守れてよかった」と話し、さらに「監督がずっと諦めずに今まできたというのが素晴らしいなと思って、今回改めて声をかけていただいて、即決でした」とともに喜びをあらわにした。
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