東海テレビ制作、フジテレビ系で放送中の昼ドラマ「霧に棲む悪魔」の主役を入山法子が熱演中! 本作は、19世紀に大ヒットした英国の推理小説「白衣の女」(ウィルキー・コリンズ著)が原案で、物語は、資産家一族をめぐる陰謀と深い謎、それぞれの思惑と愛の行方を描いた本格ミステリーロマンス。ドラマ初主演にして、莫大な資産を受け継いだ龍村圭以と、物語のカギを握る“白い女”・霧子との1人2役に挑戦している入山の素顔に迫った。
――ドラマ初主演、さらに昼ドラではタブーと言われていた本格ミステリーに挑戦するとお聞きした際の率直な感想をお聞かせ下さい
初めはすごいプレッシャーで、不安の方が大きかったので「私にはできません!!」と思っていました。でも、プロデューサーさんに「初めて昼ドラで本格ミステリーをやる、新しい昼ドラを作りたい」と熱意のある言葉をたくさん頂いて、そうゆう熱意のある方々がいらっしゃる現場に呼んでもらうことは幸せなことだなと思って、挑戦してみたいという気持ちに変わりました。
――撮影を進めていく中で、不安は自信に変わりましたか?
いまだに毎日緊張しているので不安が消えることはないんです。でも、プロデューサーさん、監督さん、出演者の方々と一緒に話し合ってシーンを作っているうちに、自分の中にも圭以や霧子を精一杯やろう!!という気持ちはどんどん大きくなっています
――1人2役に挑戦されていますが、役作りで気をつけていることは?
圭以はとっても素直で人を疑うことを知らない女性。そのピュアさを大事にしています。霧子は謎の女性ということなので、ピュアな部分とミステリアスな部分のバランスを考えて演じています。同じ日に2人を演じるときは、圭以の衣装を着て龍村家のセットに立ったり、霧子の格好をして森の中にたたずんだり、衣装や環境が変わると自然と心も切り替わるんです。ただ、圭以はお嬢様なのですごく細かいところまで丁寧な言葉遣いをしていて、“ご返事”というセリフがあったときは、お姉さん役の京野ことみさんと「ご返事って言うんだね、言ったことないね」って(笑)
――物語は資産を巡った陰謀など、かなり“ドロドロ”な人間関係が描かれていますが、現場の雰囲気はいかがですか?
みなさんチャーミングな方々なので、冗談を言い合ったり鼻歌を歌ったりかなりにぎやかなんです。この前は姜暢雄さんが私に内緒で霧子の衣装を着て写メールを送ってきました。ちゃんと表情も霧子風にしていて!! ほかにもリハーサル中にわざとセリフを変えて笑わそうとする方が居たりして、物語が謎めいているのでその反動なのかわからないんですけど、ワイワイやっています(笑)。
――自身と役柄との共通点は?
色んな人に支えられて生きているという点ですね。共演者の方々はみなさん本当に優しくて「法ちゃんが思う圭以を精一杯やったら、それが圭以なんだよ」って言ってくださって。色んな言葉をいただいて支えられているので、その言葉をしっかり受け止めて圭以の気持ちにつなげようと思っています。
――物語の結末についてヒントをお話していただけますか?
私は原作を読ませていただいたんですが、結末は変えていくみたいで。この前プロデューサーさんがある出演者の方にお話しているところを見てしまい「私にも教えてください」って頼んだんですけどだめでした(笑)。ほかのキャストの方々も結末を知らされていないので、台本をもらうたびにみんなで「次はどうなるんだろう?」って談義しています。個人的には、このドラマの登場人物たちは全員心に何か闇や影を抱えているので、その部分が晴れるような結末になって欲しいですね。今後はより一層、登場人物たちの意志や使命感などが強く描かれていくので注目してほしいです。
――最後にみどころをお聞かせください
これから、視聴者の方にも「どうなるんだ!?」って思っていただける謎が増えて、悪魔の影が「もしかしてあの人!?」ってどんどん分からなくなっていくと思います。また、弓月と晴香は白い女とどう絡んでいくのか、恋愛の部分もこれから動いていくと思うので、ますますドキドキして頂ける内容になると思います。お楽しみに!!
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