――読者の方々へのメッセージをお願いします。
正直に言うと、アンリを演じるにあたってリアリティーを求めて芝居をしてきた人間にとっては分からんこともありました。こんな芝居したことない、こんなキャラってなかなか出会わない(笑) 。
そういうところが、逆に見どころってことかもしれないですね。視聴者の皆さんがどんなふうに見てくださるのか、ドキドキしています(笑)。
喜美子はアンリとワインを飲んで一晩語らうも、翌朝アンリから酒に酔った自分が八郎(松下洸平)の名を口にして泣いたと聞かされて驚く。
その後、照子(大島優子)と信作(林遣都)が川原家にやってきて、喜美子、アンリと共にすき焼きを食べることに。そこへ八郎も現れる。喜美子と八郎の間には微妙な空気がただようが、アンリのこれまでの人生の話にみんなひきこまれていく。
子育てを終えた自分の来し方行く末を思う喜美子は、夢中で作ってきた作品が誰かの人生を豊かにしているという、アンリの言葉が心に残る。アンリは頼んだ花瓶が完成したらパリに行くと言い、喜美子も誘われる。
一方、武志(伊藤健太郎)は、喜美子と八郎が食事をしたことに子どものように喜び、八郎と陶芸のことなど思う存分話をする。武志に気を遣わせていたことが申し訳ないと思う喜美子。
そんな折、昔辞めさせた二人の弟子が思いがけず訪ねてきて、盗みに入ったことをわびるとともに、喜美子に穴窯について質問する。
再び、川原家を訪れた八郎は、喜美子と今後はさっぱりとした新しい関係を築こうと話し合う。壊して前に進みたいという八郎は、かつて新人賞を取った赤い皿を手に取る。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)