井頭愛海、“朝ドラ”スタッフとの再会も刺激「成長した姿を見せたいと思っています」<Interview>

2020/02/22 07:00 配信

ドラマ インタビュー

井頭愛海がドラマ「ハムラアキラ~世界で最も不運な探偵~」に登場撮影=永田正雄


「あんた運だけはある」って言われています(笑)


――晶は“世界で最も不運な探偵”ということで、最近井頭さんがツイてないなと思ったことは?

結構どんくさくて、よくつまずくんです。小指をぶつけることも多くて地味に痛い…。今朝も家にあるコロコロの蓋を開いたまま置いてしまっていて、急いで準備をしていたら裸足で踏んじゃって痛かったです! 

――では、普段からツイてないなと思うことも多い?

私自身は運があると思っています。周りの方が良い方ばかりで、素晴らしい環境でここまでやってこられたので、いつもお母さんに「あんた運だけはある」って言われています(笑)。

――「べっぴんさん」「少年寅次郎」そして、今回の「ハムラアキラ」と重要な役柄を演じる機会が増えていますよね。

印象に残る役柄を演じたいなという思いがすごくあるので、こういうチャンスを頂けるということは、気を引き締めて頑張らなきゃいけないなとあらためて思いますね。

今作では「べっぴんさん」でご一緒したスタッフさんもいるので、成長した姿を見せたいと思っています。

――高校を卒業して社会人1年目。変わったことは?

学生の時は学業と仕事の両立があったんですけど、学業がなくなった今はそれに代わる何かを頑張らなきゃなと思っていて。映画館に足を運んだり、ドラマを見たり、共演者の方が舞台に誘ってくださった時は伺うようにして刺激を受けています。

家で映画を見る時は、1度目は純粋に楽しんで、この役者さんのお芝居が素晴らしいなと思った時は、見終わった後に巻き戻してチェックしています。

井頭愛海撮影=永田正雄


――お芝居との向き合い方はどう変化しましたか?

以前は半年に1本お芝居の仕事ができるかどうかだったんですけど、今は続けて作品に出演できることがうれしいですね。

現場で1から10まで積み上げたものが、半年のブランクがあると5ぐらいからのスタートになってしまうなと感じて。

久しぶりの現場だと「前はどんな感じだっけ。この時はどうしたんだっけ」と感覚を忘れてしまって不安になっていました。

でも最近は作品が続いたことで自分の経験値も増えたなと思うし、純粋にお芝居を楽しんでその世界に飛び込んでいこうと思えるようになったと思います。

前の作品で培ったものを、次の現場でも生かせることが、自信にもつながっているのかなと思います。

――周囲の反響は?

お母さんが私の作品をずっと見てくれているんですけど。初めて出演した作品を見た時に「あんた、ひどいな〜!」ってダメ出しをされて(笑)。

「あそこのシーンはこうだから、もっとこうした方がよかったんじゃないの?」って鋭いところをついてくる視聴者タイプなんです。でも最近は「良かったんちゃうの」って言われることが多くなったのでうれしいです。

でも、「まだまだやけどな!」って必ず言われますけどね(笑)。

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