女優・井上真央が、杉田真一監督による映画「閉じ込めた吐息」で主演を務めることが決定、3月より製作スタートすることが発表された。
杉田監督は、映画長編デビュー作「人の望みの喜びよ」(2015年)で第64回ベルリン国際映画祭にてスペシャルメンション(準グランプリ)を受賞、「光り輝く宝物のような映画」と評され、「第42回 Festival Sesc Melhores Film」「第10回 Tel Aviv International Children’s Film Festival」など、ブラジル、イスラエル、UAE、イギリスと世界的に評価されている。
本作ではオリジナル脚本も手がけ、“娘”と“母”であるからこその伝えられない感情の複雑さを繊細に描いている。
「八日目の蝉」(2011年)、「白ゆき姫殺人事件」(2014年)などで主演を務めた井上は、本作の脚本を読み出演を快諾、杉田監督との“初”タッグが実現することとなった。
3月より、愛知県・刈谷市を中心に撮影を予定しており、撮影支援を行う刈谷フィルムコミッションは刈谷日劇を中心に運営している。
今回、杉田監督よりコメントが到着した。
本作主人公の夕子に、井上真央さんの息を吹き込んでいただけることとなりました。オリジナル脚本として描いた夕子が、ようやく体温を持つんだなぁ、生き始めるんだなぁと思うと、今から楽しみで仕方がありません。
井上真央さんでしか表現出来ないであろう繊細さと強さ。そのあいだで揺らぐ言葉にならない“思い”を、こぼしてしまわない様に、そっと掬い取れればと考えています。
白や黒のはっきりしたコントラストだけでは描けない、そんな豊かで美しい灰色の映画になればと思っています。
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