NHK教育で放送中の「にっぽんの芸能」で、第2部「芸能百花繚乱」の司会を務めている南野陽子が、第1部「花鳥風月堂」にゲスト出演することになり、5月25日、NHK放送センターで収録後、出演者の檀れい、南野陽子、冨田佳輔が会見に出席した。
同番組は、初心者でも古典芸能の世界を楽しく感じられるドラマ形式の「花鳥風月堂」と、愛好家向けの鑑賞番組「芸能百花繚乱」の2部構成となっている。今回、南野陽子が出演するのは7月8日(金)放送で、歌舞伎十八番の一つで名作「鳴神」(なるかみ)を紹介する。
檀は「4月1日から始まった『花鳥風月堂』ですが、撮影の度に楽しく、いろいろ悩みながら作品を作っています。見てくれる方にも面白く、楽しく、ためになるという声をたくさんいただいていて、携わっている一人としてうれしく思っています。これからも古典芸能を楽しく伝えられるように頑張っていきたいです」と話し「今回は、南野さんが私の親友ということで登場してくれました。ふわっとした柔らかい雰囲気でお芝居をしてくださり、いつもと違った雰囲気の『花鳥風月堂』になったと思います。年上の私たちにタジタジしている学君がかわいくて、ついつい見入っちゃいました。見ていただければ分かると思うんですが、楽しい作品になったと思います」とアピールした。
南野は「いつも番組を拝見していたせいか、とてもこのセットとか二人にも初めてじゃないくらい、親しみがあって楽しく撮影をすることができました。いつも雪乃さん(檀)が学君(冨田)をぐっと追い詰めながら、いろいろ教えていくんですけど、今回はタッグを組んで、どんどん追い込んでいくというところを見てほしいです。楽しみにしてください」とコメント。それに対して冨田は「二人に追い詰められたときは、役じゃなくて素で追い詰められてる感じでした。照れるシーンもあって、本当に照れちゃいました」と明かした。
歌舞伎「鳴神」について檀は「この演目自体は知らなかったので、DVDなどを見て勉強させていただきました。徳の高い鳴神少年と絶世の美女とのやりとりが、DVDを見てても面白く、一度舞台で見てみたいなと思いながら楽しませていただいた作品でした」と感想を語り「実は、私と冨田くんは第1回目に放送された歌舞伎『義経千本桜』を一緒に見に行ったんです。やっぱりこの作品で古典芸能に興味を持ちましたし、血が騒ぎますね」と笑顔で語った。
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